心がソワソワと心配になるとき
心配事、悩み事。
どなたにも幾つかはあると思います。
また、具体的な気がかりはなくとも、
なぜか急に心がソワソワ・ドキドキすることがあると思います。
念のために書きますが、
自転車のカゴに重い荷物を入れて走っているとき、
ついよろめいて、
「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた若者を見たら、
自分好みのイケメンだった。
という時のソワソワ・ドキドキではありません。
心配、たくさん!
明日の仕事はうまくいくだろうか?
嫌なことが起きないだろうか?
ミスをしたらどうしよう?
家族は健康に過ごせるだろうか?
子どもがすくすくと育つだろうか?
職場で人とうまくいくだろうか?
自分の身体の痛みは治るだろうか?
なかには、
老後の年金は貰えるかしら?
世界は平和に向かっているのだろうか?
ということを気になさっている方もいらっしゃることでしょう。
どんな時に心配するのか?
明日のこと、将来のこと、これからのこと。
つまり、まだ来ていない未来のことを考えるとき、
未知のことをアレコレと想像するときに心配します。
でも、しかし、しかしながら、この未来ってのは、どうなるか分かりません。
こんな時って、だいたいはマイナスのことを想像して頭が次のように展開します。
「どうなるか分からない」
↓
「マイナスになるかもしれない」
↓
「マイナスに決まっている」
↓
「だめだあ」
心配を減らす考え方
無駄な心配をしたくなければ、
次のような考え方の癖をつけるのがよろしいです。
「先のことは、今は分からない(将来のことは現在は分からない)」
↓
「分からないことは、今は考えない」
↓
「将来その時が来てから対策を考える」
↓
「それまでは、放っておく」
「楽天的だ」
「投げやりだ」
「無責任だ」
「運任せだ」
とお感じの方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、「先のことは今は考えずに保留しておき(棚上げしておき)、将来になってから考える」ということは、覚悟が必要なことです。
何が起きようが、結果がどうであろうが、もしもマイナスのことが起きたならばそれを引き受けて、その時々に臨機応変に対処する覚悟を持つ。
「何ごとも引き受ける」という覚悟を持ちさえすれば、今は心配する必要が無くなります。
言い換えれば、「将来のことは将来に任せばよい」ということです。
お勧めの呼吸法
でも、なぜか心がソワソワすることが在りますね。
その時のお勧めは、こんな呼吸法をすることです。
1.息を通常通りに吸う。(鼻からか口から吸うかは諸説あり)
2.唇を少しだけ開け、息をゆっくりと口から吐く。
これを三回繰り返すだけです。
といっても、大切なことがあります。
・呼吸だけに集中する。
・どのように空気が入り、どのように口から出ていくかだけに心をかたむける。
・最初は雑念が入るがそれでも良いと割り切り、息に心を戻す。
だれもが心配している。自分だけじゃないよ
呼吸法以外にもう一つ良い技を。
それは、心配事は自分だけではなく他の誰かもしているということを知っておくこと。
心配な時は、「自分だけがこんな心配をしている/自分だけが悩んでいる」と考えがちです。
しかし、同じようにだれかも心配し悩んでいます。
このことを思い浮かべるだけでも、楽になりますよ。
このことを「コモンヒューマニティー」といいます。
「セルフコンパッション」という発想法の一つです。
さて、似たようなことをどこかで読んだような気になりました。
調べると、「なんだ、このnoteに自分が書いているじゃないか」。
なぜ同じようなことを書いたのか。
今、中くらいの心配事があるからだと思います。
前回と今回、矛盾することを書いていたら、再度ごめんなさいませ。
現在できること、散歩
2020年3月24日、追記。
「不安が強い」の対処法【精神科医 樺沢紫苑】
noteは、記事もマンガも写真も愉快ですね。 僕のnoteもご覧いただきありがとうございます。 今日良いことがありますように!