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140字小説【脳内再生余裕。なお、それ以外の余裕はナシ】

 お昼寝中かと思えば、ヘッドホン越しに小気味よくヘドバンしている彼氏。ここで悪戯心からそっとヘッドホンを外してやったら、もはや何も聴こえていないはずなのに、なおも彼氏はヘドバンし続けた。
 そしてヘドバンしたままソファーから立ち上がり、冷蔵庫から麦茶を取り出して……案の定こぼした。

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