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140字小説【人類の先を行くホタテ】

「ホタテって漢字で書ける?」
「《帆を立てる》で《帆立》でしょ? 江戸時代の人はホタテが殻を帆のように立てて、風を受けながら海の上を移動してると思ってたらしいよ。実際は水を噴射しながら、ジェットみたいに水中を移動するらしいけどね」
「じゃあ江戸時代の人間よりホタテの方が最先端じゃん」