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140字小説【アトデの化石】

「洗濯物たたみ終わったの?」
「あとでやるよ」
「それぐらいちゃっちゃとやりなさいよ。あと、部屋もいい加減片付けなさいな」
「だから、あとでやるって」
「またそう言って『あとであとで詐欺』して……あとさぁ、その手の甲に付けたままの鼻クソ、いつ捨てるの?」
「ああ、忘れてた」
「いつからよ?」