抑うつ状態が、幸せに気づかせてくれる

休職７日目。

診断名は、抑うつ状態。

ここ２、３年、寝れない、過食、ヒステリー等、色々あったけど、

ウツを疑うことは、不思議となかった。

２月が終わり、

「さあ、ラストの３月だ。あと１ヶ月で、契約が終わる。もうちょっとだ。」と思った朝に、

「今日、仕事に行けません。もう、無理です。」と白旗を上げるなんてストーリー、全く想像していなかった。

休職に入っての過ごし方。

休んで、休んで、カーペットにしずみこむ。

深い海の、温かいまどろみに体を預ける。

なんて、安心するんだろう。

マッサージオイルを、顔や耳に塗ってみる。

クルクル、なでなで。

あくびが沢山出てくる。心の底から、ほっとする。

ちょっと元気が出て、ネパールカレー屋さんに行ってみた。

おおおおお、美味しい。１００回くらい、おいしいって言っていた。

あなたにとって、本当に豊かな人生に必要なモノって何だろう？

ある人に聞かれた。

何も考えないで、言ってみて。

「あったかい布団」

「あったかい飲み物」

「あったかい食べ物」

「疲れたなーと思ったら、すぐに、気兼ねなく、昼寝できる時間」

「食べたいなーと思ったら、おいしく食べられる口と、幸せな気持ち」

「あったかい人とのつながり」

抑うつ状態になって、

沢山休んで、

私の人生にとって、必要な欲しいものが、ここにあったんだな、と気づく。

すでに、あったんだ。

気づかなかった。

抑うつさんは、私に、

「もう、頑張って、上に行かなくていいよ。ここにあるよ。大事なもの。欲しかったものは、ここにあるよ。」って、教えに来てくれた。

ありがとう。

私が欲しかったものは、もう、全部、あったんだ。

お布団も、お茶も、ご飯も、お昼寝も、口も、仲間も。

不思議だね。

あんなにも、悩んで、苦しんでいたのに、

今は、幸せを感じられる。

だから、何も怖がらなくていいんだね。

あ、怖がってもいいや。

どっちでもいいんだよ。

いつだって、どんなものでも、本当はね、

私を幸せにしてくれるために、訪れるんだ。