読書感想_アディクションアプローチ
「アディクションアプローチ/信太さよ子」
執筆資料用に手にとって、読んでいる途中の感想。
面白い。
のめり込んで読んでいるのも自分の「嗜癖」を思い知らされる。
アルコール依存症の患者を起点に、「家族」という「関係性」や「システム」に視点を転換させる方策が書かれている。
現代ではお馴染みのワード「アダルトチルドレン」「共依存」の構造理解も鮮明だ。
そして「なぜ私は支援をするのか?」という支援側の心理に踏み込んだ内容だ。
これについては自分自身が人と関わる時もだし、対人支援をしている人を見ても疑問に思っていた。
その理由をかなり分かりやすく書いてくれている。そして、納得した。
2005年第4版のものを読んでいるけれど、昨今でも支援アプローチはそんなに変わらないのではないか、という印象。
いや、この視点が現代に定着したと観る方が正しいかもしれない。
約20年以上前に提言されていると思うと、当時の中ではかなりラディカルな意見だっただろう。
もう少しで読了。まとめて振り返りたい。
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