各社「甘味料」について調べてみた
こんにちは!管理栄養士の松岡です。
コロナ禍でどこにもいけず、時間があったので、各社の「甘味料」について調べてみました。夏休みの宿題の定番、自由研究をやっているみたいでした。
では、さっそくご紹介。
パッケージの情報を一覧表にしてみました
今回、調査したのは、以下の4商品。どれもシロップタイプです。
A社:2商品
B社:1商品
C社:1商品
※ワケあって、商品名はだせません。m(_ _)m
パッケージって、じっくり見ることがないですよね。
表にしてみると、それぞれの特色がよくわかります。
<気づいたこと>
・商品1⃣と商品2⃣の原料は、使われている種類も少なく、とてもシンプル。
※還元麦芽糖水飴や甘味料については、別の記事で詳しくご紹介します。
・商品3⃣と商品4⃣は、どちらも0kcal。
・どの商品も、血糖値が急上昇しやすい※糖類は、「0」。
※糖類の「血糖値が急上昇しやすい理由」については、別の記事で詳しくご紹介します。
・商品1⃣と商品2⃣は、食物繊維が豊富。
≪日本人の食事摂取基準2020≫では、18歳から64歳の食物繊維摂取目標量は、『男性:21g以上、女性18g以上』となっています。
商品1⃣と商品2⃣は、食物繊維がとても豊富です!
・商品1⃣と商品2⃣は、開封後も常温保存が可能。
常温保存が可能なのは、冷蔵庫が一杯になってしまいがちな、大家族や一人暮らしの方には、うれしいですよね!
【管理栄養士が解説します!】甘味料の使用量について
使用量の目安(かさ)と(重さ)が、混乱するのでまとめてみました。
使用量の目安(かさ)とは、容量のこと
例)スプーンで計る場合
商品1⃣:砂糖の1/3(砂糖:小さじ3=商品1⃣:小さじ1)
商品2⃣:砂糖の1/4(砂糖:小さじ4=商品2⃣:小さじ1)
商品3⃣:砂糖の1/2 (砂糖:小さじ2=商品3⃣:小さじ1)
商品4⃣:砂糖の1/3(砂糖:小さじ3=商品4⃣:小さじ1)
使用量の目安(重さ)とは、「重量(g)」のこと
例)秤などで計る場合
商品1⃣:砂糖の2/3(砂糖:3g=商品1⃣:2g)
商品2⃣:砂糖の1/2(砂糖:4g=商品2⃣:2g)
商品3⃣:砂糖と同量 (砂糖:2g=商品3⃣:2g)
商品4⃣:砂糖の2/3(砂糖:3g=商品4⃣:2g)
まだまだ、難しいので、実際にイメージしてみましょう。
<実習>
商品1⃣を使って「甘辛たれ」を作るとします。
★材料:
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
『砂糖大さじ1』を商品1⃣で代用すると、
(かさ)使用量の目安は、砂糖の1/3なので、大さじ1/3(小さじ1)。
(重さ)使用量の目安は、砂糖の2/3。砂糖大さじ1は約10gなので、約7g。
商品1⃣で代用すると、砂糖より少ない量ですみます。
それでも、まだ難しいので、『砂糖大さじ1』を3社4商品で代用した場合の目安量を表にしてみました。
商品によって使用量の目安が異なります。参考にしてくださいね。
まとめ
種類も豊富になりつつある砂糖代替甘味料。
2015年にWHO(世界保健機関)が、肥満や虫歯を予防するために砂糖の摂取基準を発表しました。
なんと、1日25g(大さじ2.5杯)という厳しい数字。
甘い物好きな私は、この発表を耳にした時のショックが、今も忘れられません。
健康も大事だけど、味気ない生活も嫌ですよね。
そんな時の救世主となるのが、砂糖代替甘味料です。
今や、砂糖代替甘味料は、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
それぞれの特徴を知って、お気に入りを見つけてみてくださいね。