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vol.2 ハグハグよしよしは “にこにこの魔法?” ~いくつになっても育て合い「おとなの子育て理論」~

こんにちは!あゆみです。

新シリーズ「おとなの子育て理論」がスタートしましたが、「大人?子ども?はて・・・なんぞや?」をご説明すべく、初回は大前提のお話と執筆の方向性を共有させていただきました。

はやい話が「大人の子どもごころを癒すことによって、ひとりでも多くの人が安心して生きられることになるのを目指している」ということなのですが、これを実践に移せるようになると、大人たちから始まって、その影響を受ける子どもたち。そして、地球上に存在している生き物たちが、やさしさの恩恵を受け取ることになるという考えをお伝えしました。


つまりは、私の事業ミッションである「やさしい世界をつくろう」ということですね!


「安心して穏やかに過ごしたい」「できれば笑っていたい」


このように思われるかたは、ご無理のないように、食べられるものを食べられる範囲で、ぜひお付き合いくださるとうれしいです😊



▼はじめましてのかたは、こちらからご覧ください。






前回のダイジェストと今回のお話



「大人の子どもごころを癒す」ためには何が必要なのか?について考えた時に、「やさしい視点」であらゆる物事を捉えて「具体的な解決策を探る」ことが大切だというお話をしてきました。

やさしい視点」というのは、大人にもピュアな子ども心があると前向きに認めることや、「子どもらしさ」が暴走してしまうことで「困ったぞ・・・」が起こっている場合には、頭ごなしに「べきべき論」を覆い被せるのではなく、「にこにこ論」という名の各々の事情にフォーカスを当て、現実的に「じゃあどうする?」を探ろうとする試みそのものを指しています。


この「どうする?」が、具体的な解決策につながっていくのですが、今回は「多くの人が何に困っていて、何があれば安心して生きられるのだろう?」に焦点を当て、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

つまり、どうして「おとなの子育て理論」が必要なの?というお話なのですが、答えから先に申し上げると、私たちが抱えている「社会課題」と「大人の子ども心」が、密接に関わっているように見えたから・・・という理由があるのです。



心身ともにくつろげる「安全基地」



「社会課題」と言っても、あらゆる立場のかたが抱える困りごとが存在しているため、あくまでも私の事業ミッションを中心軸に置いたお話ができればと思っています。

ひとことで言うと「ひとりでも多くの人の安全基地をつくること」が、私の目標です。


安全基地(あんぜんきち、: Secure Base)とは、アメリカ合衆国心理学者であるメアリー・エインスワース1982年に提唱した人間愛着行動に関する概念である。子供は親との信頼関係によって育まれる『心の安全基地』の存在によって外の世界を探索でき、戻ってきたときには喜んで迎えられると確信することで帰還することができる。現代においては子供に限らず成人においてもこの概念は適用されると考えられている

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


こちらを踏まえて、本シリーズで扱う「安全基地」とは「身も心もなげだして、安心できる居場所」と定義させていただきます。まるで、かいぬしさんの目の前でネコちゃんがお腹を丸だしにしてグーグー寝ているようなイメージですね。安心感と聞いて、それぞれに様々なことが思い浮かぶと考えられますが、今回はこの前提でお話を進めていきます。


◇◇◇◇◇


ヒトが本能的に抱えている「愛着」への欲求があらゆる感情体験を引き起こしていると実感していて、知識として語るというよりも「私自身が」そう感じた体験も含まれているのですが、要するに、生きててよかった・・・と心から感じられるよろこびも、絶望的な悲しみから生まれるどうしようもない憤怒も、「誰かとの心理的・身体的な距離」から、やってくると捉えています

年齢や立場に関係なく、さみしさってなかなか堪えますよね。ひとりぼっちはつらいのです。SNSがこんなに流行っていることも裏付けになっていそうですが、多くの人は「誰かとつながっていたい」し、「私のことを見てほしい」と、感じているのではないでしょうか。(もちろん個人差がありますので、別に?いらないよ?と思うかたがいても不思議ではないのですが)


こういった事情を鑑みても、たとえ大人と呼ばれる年齢になろうが、子どものように「どーん!」と誰かにぶつかって、しっかりハグハグされ、よしよし・・・されたいと願うのはとっても自然なことだと思うのです。なにも恥ずかしいことじゃないですよね。ちょっと脳が発達しているだけで、ヒトもいち哺乳類に過ぎないのですから。ゴロニャンしたっていいと思います。


「一人ひとりが誰かの居場所であり、私にも安心できる居場所がある」と思える状態をつくりたいですし、たとえ今はそうではなかったとしても、多くの人の安全が守られることを「目標」にしたいのです。


いつでもどこでも体当たりできることばかりではなかったり、時には遠慮しながらにはなるかもしれないけれど、「つらい時や困った時は、この人(環境)に助けを求められる」という信頼感をつくることが、盤石な安全基地をつくる第一歩になるはずです。



「子どもごころ」の本来のすがた



ここまでは、主に「理想論」をお伝えしてきましたが、地に足つけた目標を設定するためにも、今ある現実をしっかりと両目で見ることが大切だと思っています。

実際のところは、大人になると、もしかしたら子どもの頃からすでに「ワガママばかり言わないの!」とか「自分でなんとかしなさい!」と言われながら、今に至るかたもいることでしょう。人に頼ったり甘えたくても、気の済むまで存分に甘えられなかったかたは少なくないと思います。そもそも、「甘える」とはどういったことを指すのか、どれだけのかたが言語化できるのでしょうか。


育児書に「甘えとはこういうことです」とか「こんなふうに甘えさせましょう」と書かれていて、それを「アドバイス」として参考にしたり教育の指針にすることはできても、必ずしもそのとおりにできることばかりではないと想像できます。

なぜなら「本来の子どもごころ」というものは、オトナが後付けでつくった「枠組みという概念」そのものが存在しておらず、制限がないはずだからです。きっと、キャンバスのないお絵描きのように、どこまでも伸びやかで自由なのですね。

子ども視点では「じょうずに甘えるって、なに?」「だってこうしたかったんだもん!」と、純粋に感じているだけだと思います。しかし、それを頭ではわかっていたとしても、実際に子どもたちを教育する立場の人からしたら、なんでもかんでも「いいよ~☆」とは言えないですから・・・なかなかに難しいことだと思います。


各々の教育方針や抱えている事情によって「甘えきっていないこと」の解釈が変わってきますし、話の本筋から逸れてしまうのでここでは詳しく触れないのですが、つまりは、年齢や立場問わず「子ども心が子どもらしく存分に発揮されていないまま、眠っている事実」が潜んでいるように思えてならないのです。

つまり、私にも身に覚えがあるのですが、ひとことで言うならば「子ども心をこじらせている」ということなのかもしれません。出し切っていない場合もあれば、出し切りすぎてストップをかけられていない場合もあると思います。こういった「事情」が、私たちの抱える社会課題の根っこに存在しているように感じています。


ここでのポイントは、なるべく「ワルモノをつくらない」こと。「いくつになっても子ども心を発揮できる」こと。そして、「子育ては親だけのしごとではない」ということです。

あゆみ的子育て解釈 (ただし未経験・・・あしからず)


養育者とのあいだで「子どもごころ全開」が叶わなかったとしても、他の大人との関わりで満たされることがあるかもしれません。

また、たとえ、子どもごころをそっと木陰に隠したまま大人になったとしても、いつどこでどんな出会いがあるかはわからないものですから、心の中にいる子どもが笑顔で無邪気に走り回れるような機会が、ないとも言い切れませんよね。(あると信じたいです)

こんなふうに、長期的な視点で捉えたならば、「甘えたい欲求を満たす」ことや「愛ある叱咤激励を受け取る」ことも可能ではないかと思っているのです。


それでもやっぱり「わかって欲しい人にわかってもらえなかった」というさみしさは拭い去れないし、簡単に割り切れることばかりじゃないのですが・・・そのうえで、なるべくあなたや私が笑っていられるように、「大人の子どもごころを癒すために」できることを考えたいと思いました。

そのための、「おとなの子育て理論」なのですね。



まっさらな私を見せられる居場所



前回と重なる部分もありましたが、今回特にお伝えしたかったのは、「ひとりでも多くの人の安全基地をつくりたい」ということでした。

大人らしく振る舞うことに苦戦して、社会課題になりうる「困ったぞの種」をつくってしまうのは、もしかすると「子どもらしさを知らず知らずのうちに封印しているから」なのかもしれません。だから、安心して自分を表現できる居場所が必要だと思いました。


とは言え、まだ社会課題の中身についてはボンヤリしていますし、「なにをどうすればいいのさ?」というお話をしていませんよね。

これらを踏まえて、次回以降は「どんな人と、どんなふうに育て合いをするの?」という、もう少し具体的なところにふれていきたいと思っています。よろしければ、続きもご覧になってくださいね。


お読みいただき、ありがとうございました😊




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