夜明け
夜が明けるのを波打ち際で
ずっと待っていた
砂浜に横たわり
溢れる雫は、ワインのよう
瞳の中には、色褪せぬ2人
何時迄も、あなたの温もりを
ずっと感じていたかった
あなたの眼に、わたしは
もう映らない
私の心は、あなたの事を忘れられず
孤独の海を彷徨い続ける
果てしなく続く、地平線の
向こう側に、あなたは生きている
どうして、私は選ばれなかったのか
どうして、あなたの愛が永遠に
続くと勘違いしてしまったのだろう
また、夜が明けて
グラスからワインが溢れ落ちた。
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。