本を読む女
都会の広場のベンチ
秋の木漏れ日の中
彼女は本を読んでいる
紙のように繊細な指が
ゆっくりとページを捲る
白いブラウスに差す光
柔らかく彼女を包む
奇跡のようなワンシーン
このまま永遠に見つめていたくて
いずれ冬が来て
彼女はベンチを去るだろう
だけどそれまではずっと見つめていたい
「ってあなたストーカーよね。なにそのポエム。毎日毎日いい加減にしてよ!はい警察!」
やめてくれ
そうやって僕を避けないで
君は秋風の天使
僕を冬の網走に閉じ込めないで!
都会の広場のベンチ
秋の木漏れ日の中
彼女は本を読んでいる
紙のように繊細な指が
ゆっくりとページを捲る
白いブラウスに差す光
柔らかく彼女を包む
奇跡のようなワンシーン
このまま永遠に見つめていたくて
いずれ冬が来て
彼女はベンチを去るだろう
だけどそれまではずっと見つめていたい
「ってあなたストーカーよね。なにそのポエム。毎日毎日いい加減にしてよ!はい警察!」
やめてくれ
そうやって僕を避けないで
君は秋風の天使
僕を冬の網走に閉じ込めないで!