【短歌】寝坊の言い訳
子守歌ぽつぽつ歌う小雨さん歌いすぎだと照葉が笑う
【休日の午後、お昼まで起きなかった私の言い訳】
ぽつぽつと雨が降る朝は、ぼんやりと暗い。
二度寝にふさわしいほど穏やかだ。
時間の制限もなく眠れる休日は、
私を布団の中に誘う。
小雨さんはプロ子守歌歌手だなあと思う。
ちょっと目をつぶったら、日差しの強さで目が覚めた。
カーテンを開けたら、雲が白くて眩しい。
雨が止んでいた。
その時刻、午前11時45分。
先程まで降っていた小雨さんの雫が、色づく葉を美しく照らす。
葉にのっていた雫が、ぱっと瞬きながら落ちていく。
午後の日差しがカーテンの隙間から差し込んできた。
私の居眠りを見て、仕方がないというように鮮やかに秋が微笑んだ。
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