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noteの種から花が咲いて蝶が来ました〈母の切り絵〉
尊敬するnoterのAoineさん。
京都で開かれている個展に行ってきました!
いつもインスタやnote記事で拝見していますが、やっぱり原画は素敵です。
水彩画の滲みが、とってもキレイなんです。私も老眼鏡をかけて、目を見開いてみてきました。
初めてAoineさんのヘッダー画像の蝶の絵を見たとき、一瞬で引き込まれました。
亡き母の切り絵を思い出したからです。
私の母は昭和18年生まれ。
母の父親(私の祖父)は戦死。
父親のいない生活は苦労したと聞いています。
高校卒業後、洋裁の専門学校に通って、免許を取得。
東京に行きたかったが、一人娘で跡取りのため、家族に泣いて説き伏せられたと…
母は何度も何度も、その時の後悔を口にしていました。
私が小学校入学まで、自宅で洋裁教室を開業。
洋服の既製品が主流となると教室を辞めて、私の服をたくさん作ってくれました。
身体に合う服というのは、両手を挙げたときに分かります。
身体にピタッと寄り添って、どこも突っ張るところがないのです。
器用な母は、編み物講師の資格も取り、趣味はどんどん広がります。
華道
押し花
切り絵
亡くなった今も、実家は母の作品で溢れています。
その中で、私が一番大好きな作品が
これです↓
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Aoineさんの作品には、蝶のブローチがあります。
母の蝶が飛び出してきたように感じて、どうしても欲しかったのです。
やっと、私のもとに来てくれました。
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母に伝えて
ひらひらり
今週末、母の三回忌。
当日着るブラウスに付けました。
病院で誰にも看取られずに亡くなった母。
この2年間「たられば」と後悔ばかりで、呪いにかかったようでした。
母は幸せな最期だったのか
この問いかけに、答えが見つけられないまま生きています。
ずっと誰かに責められているような
ずっと誰かに言い訳しているような
でも今、
この呪縛の鎖が一つ一つ解けていくのを感じているのです。
作家の方が生み出した作品。
こんなにも、人を動かすのですね。
Aoineさんの言葉
「ご来店頂いた方々にも花の種が飛び小さな花が咲きますようにと願います」
私の心に小さな花が咲きました
花はただ咲いています
花に蝶が来るのは自然なことなのです
誰も私を責めることはありません
やっと母と向き合えます
この出会いとnoteに感謝
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