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【日記】ラーニングゾーンは辛いよ

最近参加しているキャリアカウンセリングで学んだことがある。
 
それは、人にとって最高の状態は必ずしも「居心地いいとは限らない」ということ。
 
初見は「マジか」と思った。
 
正直ショックである。
 
なぜなら、人にとって最高って言ったら居心地いいものを想像するのが普通というやつだ。
 
それを「最高は居心地いい」とは限らないと切って捨てられたのである。
 
その真意や如何に。
 

 




先生曰く、人間が感じる状態は大ざっぱに三つに分けられるという。
 
一つは「コンフォートゾーン」。
人にとって安心でき、慣れ親しんでいる状態のもの。
 
二つ目は「ラーニングゾーン」。
変化の前段階などを指す。
不安や恐れ、焦燥感を伴うので、とにかく落ち着かない。
 
三つ目は「パニックゾーン」。
ストレスや負荷が強く、耐えられないもの。
文字通りパニックを起こすもの。
 
そして、人が成長するには二番目の「ラーニングゾーン」に突入する必要がある、とのこと。
 

(以下のリンク先に細かい説明が載っているので、興味があればぜひ)




そんな学びを得た、ある日のこと。
私は先生とカウンセリングをしていた。

私にはかねてから悩みがあった。

それは日本に帰るべきか、いま住んでいる国に居続けるべきか、ということ。

キャリアを考えると日本の方が選択肢が多いが、文化的な居心地の良さはいまの国の方がいい。

そんな正解のない悩みに振り回されること早数カ月。

先生とのカウンセリングの末、彼女から一つの指令が下された。
 
それは、
 
当面「ラーニングゾーン」に居ること。
 
将来の目標は(仮)で定めつつ、自分が今後どうするかの決断を下さないこと。

決断を急がない。

決めない状態を維持する。
 
時期が来れば私がどうしたいかは自然と決まるので、それまで「ラーニングゾーン」に居続ける―――と。
 

先生「端的に言うと、『帰国するかどうか自分で決めんな』ということ♪」


な、なんだってー!?
 
 
正直、脳天に雷が落ちた。
 
ぶっちゃけ嫌だった。
 
なにせこの「ラーニングゾーン」、とにかく落ち着かない。
 
むずがゆい。
 
常に不安が付きまとうし、そわそわするし、まるでアカシジアにでもなったかのよう。
 
特に、私のような結論を急ぎたがる(=不安定な状況に異様な恐怖を覚える)人間は、この「ラーニングゾーン」と相性が悪い。

明日にも海底に沈むかのような孤島に置き去りにされた心境に近い。
 
嗚呼、嫌だ。抜け出したい。
 
今日にでも抜け出したい!
 
 

というわけで、先生からの指示が下って早数日。
 
すでに心折れそうになっている私だった。
 
私が折れるのが先か、「自然と決まる」時期が来るのが先か。
 
答えは神のみぞ知る。

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