第5回 「変わり続けること」の大切さ
この世の中は、川の流れのようなものです。
都会を見れば、どんどん新しい建物が建って、ますます便利になっていく。
私たちの暮らしも、昔はなかった冷蔵庫やテレビ、電子レンジなど、次々新しいものが出て、どんどん変わっていく。
テレビを見れば、歌手や芸人や、つぎつぎに入れ替わって、番組も企画も、どんどん変わっていく。
この世の中は、川の流れのように、止まらずにどんどん変わっていくようにできているんです。
私たちの体も、何十億という細胞が毎日生まれ変わって、植物も四季に応じて、枯れたり実を付けたり、どんどん移り変わっていく。
「変り続けること」が、この世の中の真理なんです。
そんな絶えず変わり続けるこの世にあって、一つだけ変わらないものがあります。
それは人間の心の中の、「こだわり」という部分です。
こだわりがあるので、環境が変わった時、柔軟に対応ができません。
たとえば親孝行しようと思っても、急にそんなことしたらバカにされるんじゃないか、恥をかくのではないかと、関係を変えられない。
学校や職場で、楽しくやろう、キャラを変えようにも、親孝行と同じ事。周りの目が気になって、今更変えられない。
自分の中の強いこだわりに、引きずり回されているような姿です。
変化していく世の中で、こだわりの強い人というのは、過去に縛られています。
これは川の流れに逆らってとどまろうとしているようなもの。ぶつかってばかりでうまく行きません。
変えたらいいんです。
こだわらず、合わせたらいいんです。
変わり続ける自然が、その事を教えてくれています。
今日のテーマは「過去との決別」
自分を変えたかったら、服や髪型、趣味に言葉遣いなど、変えれる所を今すぐ変える。
人との関係を変えたかったら、すぐにでも言葉と行動を変える。
職場で出世したいなら、時間の使い方を変える。仕事のやり方を変える。
皆、分かっているはず。
本当は今すぐにでも、あなたは変われる。変えられるんです。
それが出来ないのは、過去にとらわれているから。
うまく行かない時は「過去と決別しよう」と念じて、えいやっと行動に移す。変えられる所を変える。これがうまく行く人のパターンなのです。
こだわりを捨て、人や環境に合わせれば、人生はとってもスムーズに上手く行きますよ。
この人生でこだわるべきことって、そんなに多くないんです。
心を変えるのは難しいので、持ち物や服装、自分の部屋、言葉遣いなど、変えられる所から変えていきましょう。今すぐにでも出来ますよ。
過去と決別して、変わる事を楽しんでいきましょう。