マガジンのカバー画像

日記と短歌

86
その日その日に起こったことや感じたことを短歌一首とともに記します。
運営しているクリエイター

#散歩

北原白秋の家に遭遇した[日記と短歌]24,8,26

足音は月より来たりただいまと言うがごとくに屋根を照らせば/夏野ネコ 私は歩くことが好きで、10キロくらいなら普通に歩いてしまうから、休日の散歩などでもけっこうな距離になったりします。 この日はウォーク&ジョグで気ままにテトテト回っていました。 熱暑も一息ついた朝方は思いのほか涼しく、お、これはいけるぞと軽快に進んでいたものの気温はグングン上昇し、携えたペットボトルの水も尽きた所で途中の公園に寄り道して水を補給しました。 で、そこにあったわけですよ。北原白秋の家が保存さ

川は平和、川は自由、川が好きだ [日記と短歌]23,3,7

ランナーが手を振り返し爺さんの自転車を抜く土手には桜/夏野ネコ わが家から徒歩15分ほどのところにまぁまぁ大きな川ありまして、その河原と土手がすこぶる好きなんですよね。 土手には広めのサイクリングロードが通っており、ロードバイクの人、ゆったりポタリングの人、ランニングの人、犬と散歩する人などが思い思いに行き交っています。河川敷に目を転ずれば少年野球に草野球、サッカー、ゲートボール、フリスビー、ピクニックする家族、あっちでは楽器の練習、こっちではスケボー、向こうでは釣り、は

誰かを迎えにいく道の、かけがえのなさ [日記と短歌]23,2,1

手を振って大きく歩く晴れた日はすべての道が君に通じる/夏野ネコ 「一番好きな道は、帰り道です。」という広告のコピーがありました。確か三井かどこかの不動産デベロッパーのコマーシャルだったように思います。家族の待つ家に帰る道が好き。とても素敵な世界観ですよね。 その先に待っている誰かに通じている道は、歩いているだけで特別になる。私の場合「誰かを迎えにいく道のり」がとても好きです。 ちょうど先日、人を迎えに行く機会があって市の中心部まで散歩がてら5キロほどを歩きました。電車では