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川は平和、川は自由、川が好きだ [日記と短歌]23,3,7


ランナーが手を振り返し爺さんの自転車を抜く土手には桜/夏野ネコ


わが家から徒歩15分ほどのところにまぁまぁ大きな川ありまして、その河原と土手がすこぶる好きなんですよね。
土手には広めのサイクリングロードが通っており、ロードバイクの人、ゆったりポタリングの人、ランニングの人、犬と散歩する人などが思い思いに行き交っています。河川敷に目を転ずれば少年野球に草野球、サッカー、ゲートボール、フリスビー、ピクニックする家族、あっちでは楽器の練習、こっちではスケボー、向こうでは釣り、はてはインドの人たちがクリケットに興じていたりもする。

もう、めちゃめちゃ自由なんですよね。
しかも各々が各々で最大限に自由を享受しながら、それでいておよそトラブルというものを見たことがないのです、この河原で。
好きなことは人それぞれ、でも見上げればでっかい空があって、誰もが青空を共有すれば、土手も河原もみんなのためのcommonになる。この感覚。自由を楽しみながらも、分け合い、互いに尊重する人たちが本当に好きなんですよ。

この広大さを前にすれば、自分の都合で物を動かすとかナンセンスで無意味に思えるし、そもそもみんながそれぞれに己と向き合っているから他人とギスギスすることもなく、要するに平和の楽園なんですよ、ここは。
もちろん私もポタリングや散歩にジョギング、と、土手ライフをおおいに楽しんでいます。

あともうひとつ!川は風の通り道でもあるので、季節を先取りするような、ふとした香りと空気を、いち早く彼らがニュースとして届けてくれる。そんなところも気にっているのです。
もう川最高!

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