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夢にまで見たプロポーズ



先日、付き合っている彼から、
プロポーズをして頂いた。


32歳。ジメジメと雨が降り始める季節を感じる日に、ずっとずっと手に入れたいと思っていた、好きな人との「結婚」が、目の前に突如として現れた。



そして、約一ヶ月くらいが経とうとしているが、やっと頭が現実を受け止められるくらい落ち着いてきたようなので、久しぶりにnoteを書いている。


以前までの、私のどうしようもない恋愛の
経緯は、赤裸々にnoteに記しているが、

あの頃の私は全く想像していなかった。
友人から始まった恋で結婚するなんて。。


こんな結末もあるんだな、と。


私は、妄想が好きだ。空想ともいう。
今まで、友人のあいつや、イケメンの話もしたことない先輩、たまには、憧れの有名人だって、頭の中で付き合うことを想像してみたり、プロポーズのシーンや結婚式のシーンを思い浮かべたりはしていた。


だけれど、現実は、想像とは違った。


正直に言おう。

想像のプロポーズの方が、とっても素敵に決まってる!笑


だって、自分が好きなシュチュエーションで、その時に言って欲しい言葉で、思い通りに動いてくれるんだから。笑


だから、レストランで言われてみたりなんかしちゃったりして、とか、すっごい高い指輪をくれたりしちゃったりして、とか。あ、花束もあったらもう言う事なし!みたいな。


でも、家にいてなんとなく言われるのも幸せかもな〜なんて。

32年も生きていれば、妄想は膨らむばかり。笑


だから、少し期待をしていた部分はあったんだと思う。


現実は、旅行先で、曇り空の下気持ちの良い夜風を浴びながらご飯を食べて、そんなに高くないホテルで、プロポーズの言葉を言ってくれた。


私の想像していた、緊張してしまうくらいのレストランや花束はそこには無かった。


なんとなく、私と彼の現実が
その空間にはあった。
夢見心地の世界ではなくて、ただ、私がいて彼がいて、その手からは確かに温もりが伝わってくる。


そんな、今があった。


彼は、優しい。優しくて、私を認めてくれる。
そして、迷いがない。


ずっと、ずっと想像していたプロポーズのシチュエーションでは無かったし、テレビで見るような金額の指輪でも無かった。
なんなら、私が過去に想像してきた、数々の空想人物でも、彼は無かった。


だけど、今この瞬間、これからを一緒に生きたいと言ってくれて、手を握ってくれる相手がいることの、安心感と、じんわりとした幸福感を感じる。


今まで、自分で選択して、一人で傷ついて泣いて、嬉しい時は小躍りして、私と一緒に生きてきた。


でも、これからはそんな私の人生と一緒に、彼の人生も隣で廻っていく。


そんな毎日を想像したら、楽しみと言葉で言い表せない心強さを感じた。


それは、今まで感じたことない感情だった。


頼るとか寂しくないとか、そういうのではなく、
私がこれから選択する瞬間に、彼がいてくれる安心感とか、支えあっていける人がいる、いわゆるバディがいる力強さみたいな。


そういうのを感じた。


すごくほくほくと心が温かい。


すぐに、消えないように
ガラスに閉じ込めて、飾っておきたいな。




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