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2022年5月の振り返り。本と舞台とゲームとファンミ
以下、主にエンタメの記録。仕事がのんびりだったので、余暇が充実でもりだくさん。
ドラゴンクエスト1,2
連休明け、笑っちゃうくらい仕事の予定も差し迫ったタスクもなかったので、Switchでドラクエ1,2を立て続けにやった。
連続してプレイすると、両作品の関連性がよくわかる。ちゃんとドラクエ1の地理がドラクエ2の地図に反映されているし、約100年後の世界だという納得感もある。作った人えらい。
いつもRPGの主人公の名前は祖母の名前にしているのだが、つい先日、3月末に祖母は亡くなったばかり。主人公のHPがゼロになるととても悲しい気持ちになり、「なぜわたしはこんな自傷行為のようなことを……」と思ったけど、勇敢な主人公はぐんぐん強くなり、見事世界の平和を取り戻したので誇らしい気持ち。
「現実世界でザオリク使えればな〜」と一瞬頭をよぎったが、いざザオリクでばあちゃん生き返らせたら、「何余計なことするのよ〜!」ってキレられそう。今後も主人公をばあちゃんのアバターに見立てて、ドラクエの世界で冒険してもらおう。
Endless SHOCK -Eternal-
KinKiKidsの堂本光一さんが脚本・演出・音楽・主演を務める舞台。
私はSexy Zoneが好きなのですが、正直、ジャニーズ自体はそんなに好きではないのです……。過去にSexy Zoneのメンバーが出演したジャニーズの舞台に行くも全然ハマらず、推しが出ているのにイマイチ好きになれないことにやや落ち込んだこともあり、今回もおっかなびっくり帝国劇場へ足を運んだ。
……のですが、ちゃんと面白かった!さすがもっともチケット入手が困難な舞台。金がかかったエンターテインメント。めっちゃ豪華。前田美波里さん大好き。
印象的だったのは、主人公・コウイチ亡き後、コウイチへの愛をみんなが語るシーン。死後もあれだけ愛され、惜しまれることに疑いがない感じに、脚本を手掛ける堂本光一さんの自己愛の強さを感じた。さすがアイドル。眩しい。
あとは刀ぶん回しながら笑顔で首を掻っ切りまくる佐藤勝利さんが好きでした。ニューヨークが舞台なのに突然和のコーナーが始まるのは安定のジャニーズという感じ。和の演出組み込まないと死ぬんか?ラストは羽のない宝塚。宝塚行きたい。
RIHO SAYASHI BIRTHDAY FANMEETING 2022
元モーニング娘。の鞘師里保ちゃんのお誕生日イベント。初めての人間の推しが鞘師里保ちゃんで、以来ずっと世界一かわいい存在。なんと「鞘師里保、かわいい子」で韻が踏める。すごい。
私にとって「推しが尊い」を体現する存在であり、鞘師里保ちゃんが出演した滝沢カレンちゃんとのダンス企画はテレビの前で徹頭徹尾咽び泣いた。鞘師里保ちゃんが笑顔でダンスができること、それが見れるこの世界に感謝。
オフラインのファンミーティングは初めてでちょっと緊張したけど、いざ始まったら里保ちゃんの部屋着まで見せてもらっちゃって、めっちゃ照れた。質問コーナーでは2メートルくらいの距離まで来てくれて、至近距離で見た里保ちゃんは遠くから見る100倍ラブリー。なんでこんなにかわいいのかよ……。
ちなみに鞘師里保ちゃんの一番印象的なお誕生日はニューヨークにいた時、誰も自分の誕生日を知らないからひっそりコンビニで倒れたケーキ買って一人で食べたことらしく、私もオーストラリアに行った直後誕生日を迎えて同じようなことをしたのでおそろい。うれしい。干支も一緒。
人は2000連休を与えられるとどうなるのか?/上田啓太
めちゃくちゃ面白かった。2000連休に己と向き合い続けた男の話。時間がたち、人間関係が希薄になり、自己観察が人ごとのようになるにつれて一人称も「私」から「上田」に変化していく。
養老孟司のいう「都市化した脳」のまま自己を突き詰めたようにも思えるけど、これがネットや同居人がいない自然の中で行われたらどうなったんだろうか。
余談だが、著者の上田啓太さんのコラムが好きで、一時期読み漁っていた。特にマンバ通信の漫画考察のシリーズがめっちゃ好き。funnyの意味でも、interestingの意味でも面白くて、とてもおすすめ。特に好きなやつを貼る。
Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」/柳川範之, 為末大
フリーランスのアンラーンは常に新しいものを取り入れる隙間を作っておくことがポイントかも、と思ったら後半に余白が大事という話が出てきて納得。自分のことはわからない前提で周囲の人に自分について聞くのはとても大事。今度誰かに聞いてみよう。
そう思って早速一緒に飲んだ仕事仲間に「わたしってどう?」的なことを聞いたのに、飲みすぎて全部忘れた。最悪。結構良いこと言ってもらった気がするんだけども……。
占星術殺人事件 改訂完全版/島田 荘司
「硝子の塔の殺人」で登場人物のミステリマニアが重要な作品として紹介していたので購入。
最初の方は読みにくくて正直しんどかったけど、主人公・御手洗がハッとなったあたりからは一気読み。途中で「金田一少年の事件簿のあのトリックだ!」と気づいた。この作品が元ネタだったのか。ネットで調べたら、やはりパクリと問題になっていた。
ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう/kemio
前作「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」に引き続き、本当に言葉のセンスが良い。「お風呂にする?ご飯にする?それともカラコン外す〜?」とか、めっちゃ令和〜。特にここ大好き。真理。
朝5時に起きる人は成功するって聞いてチャレンジしてみたら朝5時に何すんの?寝るしか。ってなって秒で寝たわ私には向いてない
同時に、おそらく彼のメインファン層である10〜20代の生きにくさやSNSによるマイナス面も垣間見えた。「この世代の将来、孫はレアかも」のくだりもハッとする。
流浪の月/凪良 ゆう
映画を見て、再読。改めてすばらしい作品だと思う。
人のことはわからないし、自分自身のことも人から真に理解されることはない。そこを乗り越えてつながれる人はごくわずかだけど、ラストで文が言う通り、それで十分。
わたしも文と更紗の事件を外側から見ていたら、優しさを持って更紗を心配してしまうと思うし、それが必要な事件もまたたくさんあって。その心配は否定されるものでもなく、考えれば考えるほど更紗の絶望感は逃れられないものなのだとつきつけられる。
だからこそ、更紗と文が再会できてよかったし、リカがいることに救われる。
なお、映画もとてもよかった。役者さんすごい。
どうしても生きてる /朝井 リョウ
「どうしても生きてる」。まさに自分が最近感じていたことだったので、タイトルに惹かれて手に取った。
何か救いがあるのかと思ったら、驚くほどマイナスなまま終わる。鬱屈としていて、ほんとうに「どうしても生きてる」人たちを描いた短編集。
ただ、実際の人生は突然状況が好転するわけではなく、「小説という意味では『虚』だけど、話の展開はどこまでも『実』」という後書きに納得。
最後の『籤』で、妻に最低な告白をしながら「俺って最低な男なんだぜ」な悦に浸る夫と、その妻の内面の描写がとてもよかった。相手に押し付けて、楽になろうとする卑怯者。最低な事実は黙って抱えて、罪悪感とともに生きていけよ。
伝わるちから/松浦 弥太郎
余裕があって不自由なく、幸せに暮らしている人の無邪気さを感じてしまう。言っていることは理解できるしステキなのだろうと思うけど、そんなきれいなことばかり言えるか?とどうしても思ってしまった。
やさしい言葉をスッと受け取れず、なんなら暴力的にすら感じてしまった自分にややへこむ。