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なつこんの「出産・産後もろもろ」

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出産て命がけ! 初めての出産・産後・育児もろもろの記録です。
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#妊娠

できれば気絶していたかった〜帝王切開の記録 その2〜

できれば気絶していたかった〜帝王切開の記録 その2〜

無事に子が産まれたら終わりではない。私は未だ、手術台の上。

手術日が決まったとき、医師からの説明の中で、「赤ちゃんが出た後、お腹を閉じるときは眠るように薬を入れるか」と問われ、「是非お願いします!」と希望しておいた。

手術前日、再度、看護師から当日の流れを説明され、そのときにも同じことを聞かれたので「是非お願いします!!」と力強くお願いした。しかし、そのとき「うん、わかった〜!でも先生によっ

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できれば気絶していたかった〜帝王切開の記録〜

できれば気絶していたかった〜帝王切開の記録〜

帝王切開当日。体温、血圧、胎児の心拍を確認し、朝から点滴開始。前日夜から水も飲めなかったのでカラカラの体に染み渡る。 手術は午後一なので、午前中は特にやることがなく、家族が来るまでテレビなどを見て過ごす。

お昼頃家族が来て、13時過ぎに手術室へ。手術台に上がると、室内にサザンオールスターズの曲が、わりと大音量で流れているのに気づく。
麻酔科医より背中をアルファベットのCのイメージで丸めるよう指示

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数時間後に手術を控えて

数時間後に手術を控えて

お腹が重くて動きづらかったことも、喉の奥が詰まった感覚で食事が全力で楽しめなかったこともいよいよ終わりに近づきつつある。

術後は術後で傷の痛みと後陣痛に悩まされるのだとわかっていても、ようやくここまで来れたことが嬉しい。

1人目のときの写真を眺めながら、記憶を呼び起こす。

普段出社して、打合せして事務処理して……とかやっている生活と、この出産とは、同じ時間を過ごすのでも内容がまるで違う。

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入院3日目

入院3日目

3日前にnoteを更新した後、お腹の張りが治らず産婦人科を受診し、NSTでも張りを認められ、そのまま入院となった。

翌日手術になるかもとのことだったが、翌朝の診察結果、子宮口は開いておらず、子宮経管も短くなっていないので、特に急いで手術をする必要はないが、することは可能、ただしする場合はデメリットがあると言われた。

デメリット1
まだ母体の出産準備が充分とは言えない今手術すると、赤ちゃんが体

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来週2人目の子を産みます!

来週2人目の子を産みます!

何故こんな明確なのかというと、今回の出産は予定帝王切開だから。

1人目の息子を緊急帝王切開で産み、2人目も特にVBAC(帝王切開後経膣分娩)とか考えていなかったので、近所の産婦人科に行くと、自動的に「今回も帝王切開ね〜」となった。

一度出産してみて強く思ったのは、妊娠・出産はそれ自体が奇跡で産み方なんてどうでも良いということ。

周囲の話、テレビドラマ、ネット情報等……知れば知るほど子ども1人

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あたりまえの出産

あたりまえの出産

私のお産は、予定日に自宅で破水してしまった(つまり、羊水ダダ漏れ状態)ことから始まった。
赤ちゃんの生命を考えると自発的な陣痛をのんびり待つ訳にはいかず、翌日には促進剤を点滴して出産することになった。

促進剤が入ると陣痛が強まり、次第に「気絶した方がまし!」ぐらいに増大した痛みに耐えていたが、子宮口6〜7センチのところで、赤ちゃんの心拍が下がってきてしまったため、急遽帝王切開に切り換えることに。

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