遺書No.715 思い出の任天堂DS。
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2006.6.22
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アリエネ。
社会から疎外される自由な連中を、
フランスではアリエネという。
普通教に洗脳され思考停止信者になる位なら、
俺はアリエネでいたい。
こんばんわ、みーくんです。
そういえば先日、
珍しく買い物なんぞに出掛けていたら、
任天堂DS Lite のゲリラ販売をやってた。
別に『欲しくてたまらない』とかじゃないけど、最近ミクシィでもやたら耳にするし、
『せっかくの機会だったから買ってみよかな』
と思って列に並ぶ事にした。
俺が並んだ時は、
既に販売開始から時間が経っていたようで、
およそ40人ぐらいは並んでいたと思う。
その俺の後ろに並んたのが、
小学2~3年生ぐらいの女の子と、その母親。
母親の手を握りながら、
女の子は『どうぶつの森』のソフトを握りしめていた。
「○○ちゃん、今日は買えるといいね。」
後ろで母親が女の子に声を掛けていたが、
女の子はじっと黙って、
動物の森を握りしめたまま俯いていた。
もしかすると、何回か機会を逃しての、
ようやくの今日なのかも知れない。
そんな事を考えていたら、
しばらくすると看板を持った店員がやってきて、
列の人数を数えながら俺の後ろまで来ると、
おもむろに叫んだ。
『すみませんッ!!!!DS Liteはここまでになりま~すっ!(`Д´)』
・・・え?
ナンダッテーーッ!!?? Σ(゚д゚;)
列の後ろの方に向かって、
何度も繰り返すお兄さん。
いや、待って!!
仕方ないよね!でも待って!!
焦りながら思わず振り向くと、
女の子が顔を上げ、母親の顔を見ながら、
「おかぁさん・・・:(´◦ω◦`):」
今にも決壊しそうな程の涙が、
みるまる瞳をうるませていく…。
プルプルしてるッ!
そうだよねっ!!
母親は、苦しそうな顔をしながらも、
「○○ちゃん、仕方ないからまた探しましょ。」
と何とかなだめようとしている。
いや無理だよね!
辛いッ!!
俺もツラいッ!!!
女の子は、どうぶつの森のソフトを握ったまま、
声を出さずに涙をボロボロとこぼしていた。
。゚(゚´ω`゚)゚。ううぅっ…辛すぎる…
流石にこれは無理だよ、可哀相すぎる。
それを見た俺はね、
流石に耐えられなかったよ。
最後尾まで伝え終えて戻ってくる店員に、
すかざず呼び止めて声を掛けたよね。。
『俺は列を抜けるからさ、
代わりにこの子まで回してやってくれる?
マジで頼む…(´д`;)』
そう言うと、店員さんは承諾し、
後ろの女の子に繰り上げの説明をし始めた。
その間に、俺はそっと列を離れました。
そしたら離れてすぐに背中から、
「ありがとうございます!」
という母親の大きめの声と、
「ありがとう。ヽ(´ロ`ヽ゜)゜・*:.。.」
という、いかにも泣き止んだばかりの震えと、
そして喜びと驚きも混ざったような、
女の子の声が聞こえてきた。
少しの照れ臭さもあるし、
最初は黙って帰るつもりだったけど、
無視するのもどうかなと思って、
少しだけ振り向いて手を振って去りました。
そうして結局、俺は【DS Lite】を買わなかった。
やはり縁がないのかも知れない。(*´ー`)
元々が気紛れだったから、
別に残念さとかはないんだけど、
ヤフビリ仲間やmixi仲間には申し訳ない。
そんな訳でDSでの遊びには付き合えそうにないw
許してねアミーゴ達。