「自分らしく生きている人の学びの引き出し術」を読んで
こんばんわ、なつきです。
尾石晴さんの「やりたいことが次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術」を紹介します。
尾石晴さんの著書はどれを読んでも、私にとって気づきが多いです。アラフォー・子育て中・女性が抱えがちな悩みの解決の糸口を提案してくれる内容で、いつも心に刺さります。
学びの引き出し術のテーマは「学び直し」
時間も、体力も、お金にも限りがある中で、自分が幸せになる学び直しとは何か?という問いのヒントを得ることができます。
こんな人へおすすめです
興味はあるけど未来に繋がる「やりたいこと」が見つからない人
今の自分に自信が持てない人
自分らしく生きたいと願いつつも今はまだ叶っていない人
学びの引き出し術はこんな内容です
自分の中にある「学びの引き出し」と、学びの軸となる「学び軸」を見える化します。そして、自分らしく生きる方法を導きだす思考や行動について学べます。
学び軸と学び軸が回ることで手に入るもの
学び軸は、①感性、②資質の2つの要素で構成されています。
感性:生まれながらにして持っている興味や関心
資質:生まれ持った特性、学ぶ力、価値観、動機
学びを習得するための特性や学ぶ力のことを指します。
もともと自分に備わっているもの、です。生まれながらに持っているもの=学び軸を回しているうちに、③スキル・能力、④センスの2つが身についてきます。
スキル・能力:資質を使って手に入れてきた生きるために必要なスキル・能力。新しい資格を取る、語学や知識を得る、読書をするなど、学ぶことで積み上がっていくものはすべて「学びの引き出し」に入っています。
センス:完成を使って手に入れてきた物事に対する審美眼。例えば、私はディズニーランドが大好き。度々通ううちに、自分が最大限楽しむ方法を磨き上げています。次は子どもたちが楽しむにはどうすればいいか、ランチのタイミングやアトラクション、ショーはどの順番で回るのがいいか、など他の人よりも自分に合った楽しみ方を見つけることができます。
感性や資質が生まれ持ったものであるのに対し、スキル・能力やセンスは後天的に身につけたものです。
自己理解の3ステップ
自分の資質は自分にとって当たり前のもので見えにくいのが特徴です。
そこで、学び軸を知るため方法として紹介されていたのが「自己理解の3ステップ」です。
自己理解とは「いくつかの手段により自分の気質、性格、ある種のタイプ、価値観、考え方、態度・行動などを深く知り、それを自分自身が納得して受け止めている状態のこと」と定義されています。
学びの引き出し術の中では、自己理解=自分を知るための3ステップが以下のように紹介されています。
ログをとる
気づきを得る
自分を知る
ログを取る
やったこと、起きたこと、結果や事実だけをただ書いていきます。「事実を書く」ことです。
気づきを得る
気づきを得る
ログとログの間につながりを見つける
つながりが見つからない場合は「なぜ?」を繰り返す
気づきが見つからないときは、しばらく抱えておく
事実と事実の関連性を探すのがステップ2です。
事実と事実の間の理由探しの段階です。
自分を知る
ログにある出来事の「感情」を掘り下げる
一つの出来事が起こった時の自分の感情を掘り下げておくと、今まで認識してこなかった価値観や考えの癖をもった自分に気づく
複数の情報があると人は必ずなんらかのつながりを見つけます。
点と点をつないで線にしたり意味づけをしたりするのは、人の脳が高度に発達しているからです。ステップ3では、事実と事実の間にある「感情」にフォーカスします。
どうしてそう思ったのか、を掘り下げていくと物事の捉え方や考えのパターンが見えるようになります。
この3つのステップは、日々流れていく「行動」をつかまえることで、その前にある「心(意識)」を見える化して、自分を振り返るための作業です。
自己理解はやりたいこと探しのキーワードだった
八木仁平さんの著書「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」でも、自己理解はキーワードでした。
自分の本当にやりたいこと、学びたいこと、次の一歩を踏み出すには、自己を理解することが一丁目一番地なんだ!!というに気づきました。
家事育児仕事をしている私たちには体力や時間に限りがあります。限りある資源なのに、他人の価値観に流されていると本当に自分のやりたいことを見失いがちです。
こころの底からやりたいことはコレだ!という判断軸を持つことは、5年後の幸せな自分に繋がると信じて進んでいきたいなと思いました。
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