本 #1 知的生産力
こんばんは。最近読んだ本で非常に印象に残ったものがあるのでシェアしたいと思います。
齋藤孝さんの「知的生産力」という本です。
こちらのタイトルを最初に見たときは、知的生産力って何かな?と疑問に思ったのですが(今この記事を読んでくれている方もそうかも?)読んでみたらなるほどなと考えさせられたので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
まず、インターネットが普及している現在は、すべての人間が情報発信できる時代であると著者は言及しています。
インプット【知識・情報を吸収すること】とアウトプット【発信すること。自分の考えを表現する、口にする、文章にすること。】が入り乱れる時代であるとのこと。
たしかに英語学習を例に考えてみても今では無料の教材や動画がインターネット上のあちこちに転がっているし、英語に限らず、何かを教えたい人はYouTubeなどに色んな動画をアップしていますね。
私は今まで、本や映画などからインプットすることはあってもアウトプットすることはほとんどなかったと思います。(たまに友達にあの映画や本すごく面白かったよ~と伝える程度)しかし、この本を読んで、情報を発信することのメリットを学びました。そうしてこのnoteをはじめるきっかけになったのです。
知的生産とは
新しい情報をわかりやすく伝えること。「知的情報を生産すること」であり、新しさ、意外性、気づきをわかりやすく伝えること。らしいです。
じゃあ、その知的な情報とは何か?というと、アウトプットにふれた人が、「満足できる」、「気づきがある」、「勉強になる」と判断できる情報のこと。
つまり、知的生産力を高めるためには、自分がアウトプットする際に見ている人が満足できると感じる情報を発信するということですね。
この本では、インプットした情報をどのようにアレンジし、そのアレンジした情報をどのようにわかりやすく伝えるかという内容が書かれています。
アウトプットの基本
1.アウトプットの基本は、引用+コメント。
例えば、哲学者の論文を読み、心に響いた部分を引用し自分のエピソードと一緒にコメントをすること。
私は、名言や本などを読んだとき、その瞬間は、「すごい!」と感銘を受けるのですが次の日には忘れています。(笑) きっと、この引用+コメントの訓練が足りなかったのではと気づきました。忘れてしまうのでは読んでいないのと同じことです。せっかく貴重な時間を使って読書をしたのに「すごいな~」という浅い感想しか残せないのはもったいないと思うようになりました。インプットしたものを自分の人生に置き換え生かせるように考える術をアウトプットから磨きたいと思います。
2.視覚に訴えて、受け手に強いインパクトを与える
是非、このパラグラフをシェアしたいと思いました。なぜなら、著者がここで紹介している、「記憶に強く残っているコマーシャル」が、私も強く記憶に残っていると感じたものだからです。
それは、「クリスチャン・ディオール」の香水「ミス・ディオール」のコマーシャルです。女優のナタリー・ポートマンが出演していて「"And you, What would you do for love?" あなたは愛の為に何をする?」というセリフも印象的で、公開された2017年から3年たった今でも鮮明に覚えています。YouTubeやインスタグラムなどにも広告として出ていたので印象に残っている方も多いかと思います。
ここで学んだことはインパクトを与えるためには、言葉以上にやはり視覚に訴えることも重要であるということです。
ここで私はメラビアンの法則を思い出しました。
人の行動が他人にどのように影響を及ぼすか。見た目などの視覚情報が55%、聴覚情報が38%、残りの7%が言語情報。こういったら極端ですが、どれだけ良いことを言っても視覚情報にかなわないなら、表情や身だしなみ、立ち居振る舞いなどの見た目の部分も大事にして磨いていくこと。
仕事や恋愛の面でも、伝えたいことや見た目から自分という人間を表現する力を高めることは、より良い関係の構築に繋がると考え、大切にしていくことが重要だなと。
あと、最近は本を読む時に、メモを取りながら読んでいます。重要なことはメモを取りながら読み進めていくと、振り返った時に内容を思い出しやすくてオススメです。
メモを取るようになったのは前田裕二さんの「メモの魔力」という本を読んだのがきっかけですがまたそれは次の機会で紹介します。笑
話はそれましたが、知的な情報をインプットしたら、アウトプットをしその情報を周りに共有することや自分の財産にすることが大切だと発見しました。
この本には、インプットの仕方やビジネスで使うアウトプットなどまだまだ面白い情報が沢山書かれていてとても勉強になるので、気になったら是非読んでみてください。
それでは🌷
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