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【毒親が生まれるメカニズム】客観視すれば悩みの根源が見えてくる!
必要不可欠な愛とは?
【親は、子のありのままを受け入れよう】
という、子育ての鉄則フレーズがあります。
「見返りを求めない愛」を注ぎ、
「損得なく、その存在を受け入れる」こと。
いわゆる「無償の愛」。
この種の愛情は、人格の形成にとって、
とても、とても、重要な要素です。
それは、「無償の愛」が
精神的な自立に不可欠だからです。
心が満たされない弊害
「無償の愛」で心が満たされることにより、自己肯定感が育まれます。
自立心が芽生え、徐々に子は親を必要としなくなる。
そして親から離れ、社会でも1人で生きていくことができるのです。
これが正常な人の成長で、正常な親子関係。
ところが、「無償の愛」が足りないと、自己肯定感が十分に育ちません。
親から与えられるのは「条件付き」の歪んだ愛。
親の顔色をうかがい、親の気持ちを満足させることでしか愛情を感じることができません。
結局、ありのままの自分では愛されないと考えてしまう。
自己を肯定できないのです。
自分の存在そのものを肯定できず、自信がないので他への依存心が強くなります。
いつまでも自立心が育たず、心の親離れができません。
心が満たされないから、歪んだ愛とは気づかずに、受け取り続けてしまう。
負のスパイララルです。
本当の愛を知らない毒親
毒親に分類される人たちは、
この「無償の愛」という愛があることを知りません。
幼少時代、この愛を受けるべき時期に十分な量を与えられていないのです。
ですから毒親は、自己肯定感が低く、自立心がありません。
毒親は、心の成長が不完全のまま、親になってしまった人です。
心が成長しきれていない人が、毒親になりやすいとも言えます。
毒親になる人は、精神的に自立ができていないのです。
毒親の愛は「自己愛」
精神的に自立できていない人間は、親になっても「無償の愛」を与えられる親にはなれません。
そもそも自分の心が満たされていないまま親になっいるので、子の気持ちより、自分の気持ちを優先させてしまいます。
「無償の愛」より、
自分を満たす愛…「自己愛」が勝るのです。
この「自己愛」を満たすのに、子供が使われるわけです。
親になるのに試験はない
親になる前に、精神が自立しているかどうか、試験のようなものがあったら、毒親になる人も、毒親育ちも、もっと減るかもしれません(笑)
しかし、そんな関門はありません。
誰でも、誰からの許可もなく、親になれてしまうのです。
毒親目線「3歳すぎても親孝行」?
どんな親でも、産まれてきた子供にとっては、唯一自分を守ってくれる存在です。
そのころの子供は、親に完全に依存しなければ生きられません。
依存心の強い親にとって、産まれてきた子は、共依存の関係にもってこいなのです。
【親孝行は3歳までに終わっている】とよく言われるのは、自分の意志で行動するようになるのが、だいたい3歳頃からという意味でしょう。
「イヤイヤ期」といわれるのはこの時期からです。
子供は、それまで依存していた親から、徐々に自立し始めます。
自立を喜び、ありのままを受け入れるのが親としての健全な形。
しかし、子供の自立は、毒親にとって心地の良い共依存の関係を崩します。
3歳を過ぎてもなお、共依存の関係を維持しようと自立を阻み、毒親への一途をたどります。
これが「3歳すぎても親孝行」です。
できない人に求めても意味はない
毒親にいつまでも悩み続けてしまうのはどうしてでしょうか?
それは親に「愛してほしい」と求め続けているからです。
愛を与える能力のない親に「愛をください」と求め続けているのです。
カラッポのガチャガチャのレバーを永遠に回しているようなもの。
回しても回しても、何も出てきません(笑)
「毒親」と「良い親」の分かれ目
できれば、親になる段階で精神的自立が確立していることが望ましいことですが、みんながみんな、完全な精神で親になれるわけではありません。
そもそも、完璧な人間なんていませんから。
人が人を育てるという営みも普遍です。
親にもその親がいて、時代は繰り返されます。
ならば、子とともに親になっていく他ありません。
子から学び、親になっていくのです。
子供が反抗するのは、親へのジャッジです。
こんなにピュアな心で親を想ってダメ出ししてくれる存在は、どこを探しても他には存在しません。
自分は未熟な存在だと、未完の自分を認める強さを持つ。
子供からの体当たりに感謝する謙虚さを持つ。
このような生き方、物のとらえ方、向上心が、
毒親と良い親との分かれ目になっているのかもしれません。
こうして、客観的に毒親が生まれるメカニズムを考えてみることで、悩みの根源がどこにあるのか見えてきませんか?
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