▲ 霧ヶ峰のおもいで
霧ヶ峰(きりがみね)
長野県中部にある高原。
最高峰の車山は標高1,925mで、日本百名山にも選ばれています。
北アルプスの山では、いちばん多く訪れている
大好きな場所です。
車山肩に立つ「ころぼっくるひゅって」は、
ゆるキャンのロケ地としても近頃人気みたい🛖
霧ヶ峰の地図を眺めていると、かわいらしい山名、地名がたくさんあることに気づきます。
北の耳
南の耳
ゼブラ山
蝶々深山
池のくるみ
ガボッチョ
高ボッチ
などなど…⛰️
ひとつひとつ、素敵な由来があるんだろうな。
ネットで調べればそれらしきものはすぐにヒットするだろうけど、なんの意地か、本やビジターセンターで調べたい。
ゆるっと宿題として覚えておこう。
数年前に、図書館で『わが高原 霧ヶ峰』という本を見つけて読んだことがありました。
そこに、地名についても書かれていたかも…!
もう一度読みたくて同じ図書館に行ったら、なくなってしまっていて残念。
Amazonで調べてみたらば、貴重な本のようです。
この本は、ころぼっくるひゅっての主人、手塚宗求氏が、ひゅって創設50周年記念に2006年に出版したもの。霧ヶ峰で暮らした50年がつまった一冊。
後日、蔵書のある図書館を調べて借りました。
読むの楽しみ…
(追記)
「池のくるみの名の由来についてはさだかでないが、一説によれば昔、くるみの木が多かったからだと言われている。」
わが高原霧ヶ峰p.73
「高ボッチの名は明治四三年(一九一〇)、五万分の一地形図作成のための測量の人々が命名したという」
アイヌ語だと言われている。
同p.76
「山彦の北の耳」、「山彦の南の耳」は、ガイドブックに記述する際に、無名の場所や頂に筆者がつけた名前である。「たおやかな円みをもった動物の耳に見える頂稜」
同p.146-147
ゼブラ山も、筆者がつけた名前。「雪面と草原が縞模様になってゼブラのように見える。」
同p.157
インドアの夫を、私の趣味である登山に巻き込むために
初めて連れて行ったのも霧ヶ峰でした。
まだ春が訪れる前の、ゴールデンウィーク。
車山ビジターセンターからリフトで車山山頂へ
車山乗越、蝶々深山、物見岩、
八島ヶ原湿原をぐるっとまわって
沢渡の森に佇むヒュッテジャヴェルへ。
この日宿泊したのは、私たち2人だけ。
静かでのんびりとした時間を過ごせました。
お風呂に入って、夜ご飯をいただいているとき。
ドライヤーがなかったもんだから、
癖っ毛の私の髪がふくれあがってしまっていて。
それを見た夫が
「北の耳と南の耳だね。」って。
ほんとだね。