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【本】「小説」という小説
本のタイトルからは何も内容が分からない小説。
そして、この小説に関する情報は、本当に少なかったと共に、検索が難しい。
本を購入する前に本紹介のけんごさんがYouTubeで編集担当?の方と対談する企画でも、その事は話されていました。
だからこそ実際に読んで知りたいという衝動に駆られたのも大きい。
本作は今年の本屋大賞2025にノミネートされているが、それ以前から少し気になっていた作品だ。YouTubeチャンネルの『出版区』の本ツイのコーナーでも著名人の方が気になる本として紹介されていた。
今回、地元のお気に入りのブックカフェでサイン入りが数量限定で販売されていたので、いい機会だったので購入させてもらった。
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個人の感想としては……実は何と表現して良いのか分からないというのが正直なところ。
前半は読書を通じて仲良くなった2人の少年が、小説家だという髭先生のもとで好きなだけ本を読むという、そういう雰囲気で物語は進んでいっていたはずなのに、途中から哲学的な話が増えてきたり、かと思えば急にファンタジー?の世界になっていたりで、思考が追い付かなくなった…
しかし、とにかくラストが知りたい!『読むだけじゃ駄目なのか。』ということの答えが知りたくて読み進めると、最後には「えッ?ちょっと待って!」の独り言が止まらない状況に。
本を読む人に読んでほしい本。
個人的には少しかみ砕くのが難しい本でもあった。
検索をして内容を知るよりも、実際に読んで感じて、個人の感想を持ってほしい本。
なぜなら、まだ私は上手くかみ砕けていないからw
ただ、小説というものをこんなに深く考えたのは初めてだった。
いつかまた読み返した時の自分の感情が楽しみだ。