「頑張れ」の使いどころ
第1回で30回スキ
こんにちは。
特定機能病院にて言語聴覚士という仕事で関わらせていただいております。26歳 Natsuk!(なつき)です。
何気に写真は自分が描いた絵や撮った写真を使ってます。
これは1年近く前に撮ったハートに見える雲☁です。
そんなことはさておき、1回目の投稿にかかわらず27スキもしていただき大変心嬉しい限りです。
こういうのが、毎日投稿のモチベーションになるんだろうなぁと思いながら何日も経ってしまっています。
これからも自分のペースでゆったり投稿したく思う、私でございます。
こんな私ですが、今回も「ことば」について皆様に共有し、一緒に考えていけたらと思います。
記念すべき第1回の前回の記事はこちらになります。
1記事ごとに1つの言葉をピックアップして考えていきます。
1話完結型の記事を作っていきますので、お気軽にご覧いただけますと幸いです。
今回のテーマは私含め皆様使いがちであろうこの単語
「頑張れ」について考えていきたいと思います。
「頑張れ」って使いどころ迷いませんか?
さっそく共有したいのですが…
「頑張れ」って使いどころめちゃくちゃ迷いませんか?
すでに頑張ってる人に頑張れって言いづらいし、
かと言って「頑張れ」に変わる言葉がすぐにでてこない。
病院でもよくあります。そういう場面。
苦しんでいる闘病生活、「頑張れ」なんてとても言えず、言葉に詰まる。
私は病院入職直後、研修にて患者様に対して「頑張れ」という言葉は極力言ってはいけないことを学びました。
「頑張れ」と言ってしまいそうな場面では「応援しています」「ご自愛ください」「ご自身を大切にしてください」などの言葉に言い換えます。
なぜなら、使いどころを間違えると「頑張れ」という言葉でネガティブな気持ちになったり、プレッシャーに感じる方が多くいらっしゃるからです。
入院生活というのは、家で生活している以上に気を張ったり、ストレスが溜まるものです。
普段ではイライラしないような些細なことで気分が悪くなったりすることももちろんあります。
「頑張れ」ってよく使われる言葉だけど、こう思えばとても難しい言葉だと思いませんか?
言い方とタイミングに気を遣う、とても難しい言葉です。
「頑張れ」という言葉で嫌な気持ちになるのはなぜ?
「頑張れ」と言われて嫌な気持ちになる理由はなぜだろうと考えてみました。
・頑張っていることを認めてもらえなかったのかという残念な気持ち
・どう頑張っていいのかわからない焦りや不安
・わかっていないくせにといういら立ち
・理解してもらえなかった悲しみ
・自分の中での限界に達していて、これ以上やりたくないという拒否
主に上の5つが頑張れと言われて、不快になってしまう理由かなと思います。
十分頑張ってるのに「頑張れ」と言われても、不快です。
どうやって頑張ればいいのかわからないと悩んでる方に「頑張れ」と言ってもプレッシャーなだけですよね。
結局は「自分の思いを理解してくれてない」ということが1番嫌になる点かなと思います。
相手の状況、心情を理解したうえで言葉を選べば、少なくとも不快にさせることはないですね。
「この人の気持ち的に今は…」
・背中をおしてあげる言葉
・一緒に頑張るという戦友的な言葉
・つらい、悲しい気持ちに寄り添う言葉
・すでに頑張っている相手を肯定する言葉
・激励の言葉
「頑張れ」の言いかえはいくらでもあります。
人は自分の価値観や体験に基づいて行動や言葉を選びがちです。
相手の境遇や立場によって「頑張れ」の使い分けも必要だと感じます。
「頑張れ」はいつ使えばいいの?
じゃあ、頑張れはいつ使えばいいのだろうというお話です。
人を励ますときに1番大事なことは
共感力 と 寄り添いの言葉 これに尽きます。
自分なりの言葉をかけてもいいのですが、まずは”相手の頑張れを認める時”に「頑張れ」を使えば効果的なのではないかと思います。
例えば
友人、家族、恋人が病院のリハビリを頑張っていています。
いつもより少し元気がないように見えます。
そんなときに
「すごくがんばってるね、あまり無理しないでね」
という風に使ってみてはどうでしょうか。
相手の頑張りも認めたうえで、体調を気遣うような寄り添いの言葉です。
大事なのはまず「相手の頑張りを肯定すること」が「頑張れ」を使う上で大切なんじゃないかと、そう思います。
いかがでしたでしょうか!
今回は「頑張れ」という言葉について考えてみました。
この記事が参考になった、共感した、Natsuk!これからもがんばれ!と思った方はぜひいいねおねがいします☺