0127 | マタ旅の是非②
祈るような気持ちで2時間弱車に乗り、クリニックに到着。こういうときに慌てるのが1番良くない、落ち着け落ち着け。と自分に言い聞かせる。
内診台に上がってすぐに先生の内診。エコーを見る前から、「大丈夫。精密検査も必要ないくらい大丈夫です。」と言ってくれたので、きっと破水してたら子宮口とかいろいろ開いたりしてるのかな?
その後エコーも見てくれて、お腹の中の子がたくさん元気に動いたりしてるのも見せてくれて。その場にいた助産師さんも「安心しましたね。良かった良かった。」と言ってくれて、内診台で泣きそうだった。いや、多分泣いてた。
先生に「すみません、もしかしたら上の子も抱っこしてたし、腹圧とかもあったと思うので、尿漏れなのかな?とも思ったんですけど…」なんて言い訳がましいことを言うと、「自分で絶対に判断しないで。今回は破水じゃなかったけど、次は破水かもしれない。量がどうこうとかでもないですから。」と愛のあるお叱りを受けた。
1人の命をこの世に迎えようとしている大仕事。私だけじゃなくて、本当にたくさんの人が関わってくれているこの大事な大事な、神聖な出産。
改めて自分の意識の甘さに恥ずかしさを覚えた。
よくインフルエンサーの方でマタ旅を話題にして炎上しているのとかも見てたけど、大体の方が「自己責任で行っています。(キリッ)」なんて言っているコメントを見る。
自己責任の自己ってどこまでなんだろう。
あなたの身体の中には、もう1人別の人間がいる。「あなたの子供」というだけでなく、「あなたの夫の子供」であり「あなたの両親の孫」「あなたの子供の兄弟」…あなただけの特別な存在ではなくて、あなたの家族にとっても大切な宝物。
今回お腹の子が危ないと思った瞬間に、みんなから大切な宝物を奪ってしまう怖さも感じた。クリニックでの内診を終えた後、入口で息子を抱っこしながら待ってくれていた夫に大丈夫だったことを伝えると、涙目になって抱きしめてくれて、「私達の子」が無事だったことに2人で安堵したあの気持ちを、ずっと大切にしていきたいと思った。
家族の思い出ならこれからたくさん作れるよね。何も今しかできないことじゃない。お腹の子を安全にこの世に迎え入れてあげることが、今の私の使命だ。そしてその後たくさんの愛情を持って育て上げること。
出産は本当に命懸けで、何が起こるか分からないけど、万が一自分に何かが起きても、この想いだけは子供達にしっかり残せるように、noteに改めて書き記しておこうと思った。
世の中の全てのママになりたい人たちが、安全で幸せなお産を迎えられますように。