信じて待つ、委ねて受け入れる
週末はお味噌を仕込む予定です。
数年前からお味噌は手作りするのが習慣になっています。
今年の大寒は1月20日。
大寒味噌というくらいだから、ちょうど良いタイミングだなと嬉しくなる。
そう、去年は大寒のころ友人たち何人かでお味噌を仕込んで
「来年みんなでお味噌持ち寄って、試食会しようねー」
なんて話していた。
まだ実現はしていないけど。
そんな話をしながら、純粋に来年の約束ができるって幸せだなって思った。
不確定な未来をきっと、必ずと言っていいほど迎えられるって疑うことなく信じる幸せ。
お味噌も仕込んでから食べられるようになるまで、少なくとも10カ月以上はかかる。
発酵食品はじんわりゆっくり季節を超えて熟成していくもの。
じんわりゆっくり季節を超える、そんな安心な時間が育む発酵と言う文化が根付いている日本って素敵だなってそのとき改めて思ったことを思い出した。
じんわりゆっくり信じて待つ。
お味噌を信じるもよし、人を信じるもよし、自分を信じるもよし。
看護師の仕事って、怪我や病気や高齢になったりで「できない」ことがある人をサポートすることが多い。
そうするとつい先まわって、手助けをすることが癖のようになってしまうんですよね。
そんな癖が、時折「できることを奪っている」んじゃないかって思うことがあります。
私がやった方が早いから。
私がやったほうが効率がいいから。
きっとこうした方がいいから。
そうじゃなくて、相手を信じてじんわりゆっくり待つ。できることを奪わない。
お味噌が発酵して熟成するように、
なるようになることを信じて受け入れる。
人と接するとき忘れないようにしたい、私の大切な感覚。
そんなことを考えた朝でした。
今日も素敵な1日を。