【詩】「riot」
夢を見よう
あてなき夢を見よう
由縁も理由も要らないから
手前勝手な欲望を投影(み)よう
夢を見よう
あえなき夢を見よう
限りも果ても造らなくていい
誇大妄想な願望だけを繕おう
目を閉じてさぁ奥へ
留めたがる意識を振り切って
もがきながら奥へ奥へ
闇が作る光の中へ
闇に浮かぶ光の中へ
痛みか悦びか分からない
疼きを引きずりながら奥へ這え
煌めきか閃きか分からない
輝きに呻きながら奥へ進め
たどり着いた時に放たれるのか
それとも消え逝くのか
答えはずっとずっと分からない
それでも穿ち続けていけ
少しずつでも何度でも
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