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農園から学ぶ玄米食。

ウチでは基本的に玄米食にしている。

特に強いこだわりはなくお肉もお魚も乳製品も

街に出かければコンビニ食、場合によってはファストフードも

食べることはある。

でも、選べるのであれば玄米、全粒粉。

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ヤギさんのご飯を収穫する事で、

草に旬があることを学んだ。


秋深く、もう枯れかけたセイタカアワダチソウやアレチノギクなど

私の背丈を超すような草の茎に絡みついて

ツルマメがたくさん実る。

これを刈り取りヤギさんに与えると

器用に豆をむしり取り、美味しそうに食べる。

大豆の原種といわれ栄養豊富だから

冬越しのための皮下脂肪を蓄えるのに適しているんだなー

もう一つ旬のドングリ。

柴吉(犬)との散歩の時にポケットいっぱいに拾い

手にのせあげるとマカダミアナッツでも食べるように

コリッコリッといい音を立てて食べる。ヤギさんが大好きなおやつ。

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ふと、農園や森に目をやると

ヤギさんが食べるもの以外にも沢山の種が実っている事に気づく。

セーターにくっついて取れないアメリカセンダンクサの種

モコモコのエノコログサ、松ぼっくりや山栗、

プロペラのようなモミジの種・・。

実りの秋だから、みんな種をつけてるのねー

厳しい冬を越え次世代に繋ぐため、

果実の中に入って動物に運んでもらうもの、くっつくもの、

自ら飛んでいくものなど、生き方も様々。

冬を越して、チャンスが来たら芽を出すんだね。

植物は1年でその一生を終え、種で繋ぐもの

ずっと生きながら種を実らせるもの、

また秋以外に種をつけるもの色々様々あるけど

基本的には春から秋に成長を遂げ、どこかのタイミングで

全身で得た太陽エネルギーを栄養に変換して種へと凝縮させる。

1年分のエネルギーをギュッと閉じ込めているんだー          生命力のカプセルだな。

そう気がつくと

当たり前に見ていた田園風景も違ってみえる。

田植えをし、太陽エネルギーを吸収して、お米(種)に凝縮させる稲。

ひょっとして、太陽エネルギーが詰まっているから黄金色になってたりして・・(笑)

などと考えていたら・・・

あれっ?・・・・・・・。                      種だねータネ。世界中のほとんどの主食は種だね。          麦、とうもろこし、お米・・全部、種だわー              

小学生が分かることをアラフィフのおじさんが気づく。

生きものは、生きもので支えられているのが基本だから

生命力のカプセル、種が主食になっているということに

今更ながらに納得する。

栄養素だけでは測れない、

発芽できる、生命を生み出せるチカラが重要なんだなー

そこに気がつき

玄米や全粒粉を食べる事にした。

元をたどると

私達は、太陽エネルギーを食べてるのかもしれないな。






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