忘れられない中学の先生ズ
中学生の頃、いろんな先生がいました。なんでかうまいことに、変わっていて面白い先生ばっかりでした。
幼少期、酔った父親にいなり寿司を投げつけられたが、全て素早くかわしたという国語の先生。
どういう武勇伝なんだ。
車で遠出していたら、河童の姿をした子供が、人間の姿の親らしき存在の前で踊っているのを目撃したこともあるらしい。
どういう武勇伝なんだ。
「好きな食べ物は、ビールで、好きなことは、ネオンが光る台で球を打つこと」と二回目の自己紹介をした数学の先生(中二の時)
ビールは食べ物(哲学)
もうそれはパチンコである。
実際にパチンコ屋に入る数学の先生を見かけたときは、見てはいけないものを見たような感じがしました。
調子に乗って、手回し発電機を回しすぎて電球を壊した理科の先生。
ピカピカに光ってた電球が一気に暗くなったあの瞬間はだれもが忘れられない。
そして何も言わずに電球を素早く隠したのも忘れられない。
「先生の言うことの約八割は噓ですよ」と言う社会の先生。
逆に二割はなんなんだ。
「ゴリラぐらいならデコピンで倒せます」
何者。
「永遠の23歳だよ」
何者。
「この写真ね、先生が宇宙までジャンプして撮ってきました」
何者なんだ先生!?
多分人間ではないんだと思う。「先生がいつ人間だと言いました?」って授業中に仰ってたので、多分火星人かなんかなんだろう。
「先生白っぽいから、白のうんこもらってください」とお願いしたら、なんだかんだ、うんこのキーホルダーを受け取ってくれた優しい国語の先生②
「みきとpさんの曲で一番好きなのはね…いーあるふぁんくらぶ」と授業中ぼそっと呟いた先生は、オタクであろう。
給食中、この国語の先生の卒業生へのメッセージ。朗読に向いた綺麗なお声で卒業生へのエールをしゃべり、最後の締めの一言。
「止まるんじゃねえぞ…」
オタクじゃん。
卒業生を送る会で、「先生!いつか歌うって言いながら結局歌ってくれてないじゃないですか!いつ歌うんですか!?」と卒業生に言われて「仕方がない…先生も男だ、やるときはやる!」とアカペラで歌ったのは
米津玄師さんのLemon。
とっても美声でした。
いつも小走りで、せわしなく走り回ってる英語の先生。
進路担当の先生で、一番お世話になった先生である。
英語の成績が5段階評価中3だった私が、5になれたのは紛れもなくこのお方のおかげである。
誕生日を教えてくださいと友達と一緒に聞きに言ったら、先生が一言。
「嫌です」
人体の構造を学んでいるおかげで画力が爆上がりしたらしい神絵師理科の先生②
テストに使う、筋肉の図や、実験器具の図などを正確に手書きしちゃうとても強い(物理的)先生。
今は美術の仮免を貰って美術を教えているらしい。
いいなあ(元美術部の血が騒ぐ)
でもすれ違うたびに、持っていた電動ドリルをフル回転させて威嚇してくるので要注意。
神出鬼没な美術部の顧問の家庭科の先生。
ほんわかな雰囲気と厳しい雰囲気を兼ね備えたお母さん的存在の家庭科の先生。だが神出鬼没。
部活が終わって先生を探すもの、なかなかに探せ出せない。
まさに神隠し。
私が中三になる頃に異動してしまい、その先生から、ささやかなプレゼントをいただいた。
気になる中身は
出し茶漬け。
家庭科の先生だなあと思い、泣きながら食べた。
いつも着てくるジャケットがライフジャケットみたいにふわふわで、「釣りにでも行くんですか?」と毎回生徒に聞かれる体育の先生。
卒業式練習で、生徒の鏡となるように、お手本として呼ばれた体育の先生。
校長「先生、もうちょっと横」
体育「えっ、こうですか」
校長「ちょっと行き過ぎ!もうちょっと右」
体育「…こう?」
校長「なんでそうなる!もうちょっと…よし、卒業証書授与。(体育の先生の名前)…」
校長「目を!見なさい!」
体育の先生どこみてたんだろう…
時々瞼が四重ぐらいになり、
時々先生のライフジャケットに羽がついていたり、
社会の先生からは「俺と同じ匂いがする」と言われていた。
体育の先生も人間じゃないのかもしれない。
ダジャレで誰でも彼でも構ってくる校長先生。
「今日の給食のカレー、どんなカレーかわかる?」
「かれー(辛ぇ)カレーだよ」
どうリアクションすればいいんだ。
「ブロッコリーって、食べたら口の中に森が広がるよね」と呟いた社会の先生②
「ぼかしてこそ人生よ」と「運命」が口癖なオーラがとてつもない音楽の先生
ワンクリック詐欺に数回ひっかかった歌が上手い英語の先生②
学祭期間中、廊下で合唱の練習をしていると、いい声で遠くから歌いながらこちらまでやってきて、そのまま去っていく。
思い起こせばもっとたくさんいるし、もっと面白い発言を残した先生もいますが、とりあえずはこのくらいで。
あまりにも個性が強いので、しばらく忘れることはないでしょう。
また近い未来に、顔でも見れたら嬉しいなあと思います。