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従業員定着のために「社内レクリエーション」を取り入れてみませんか?


従業員の離職に悩まれている企業の方、多いのではないでしょうか。

過去の記事(「若手社員の早期退職を防ぐために」)でも一度取り上げておりますが、改めて離職率の推移表をご覧ください。

従業員離職率の現状と要因

厚生労働省|「学歴別就職後3年以内離職率の推移」より作成

グラフを見ると、新規大卒就職者の3年以内の離職率が30%超えという推移です。H30~R4の直近5年間平均は入社一年目で11.7%、2年目で11.2%、3年目で9.57%と高い水準で推移しています。

離職率が高い要因には休日日数、評価制度等のいくつかの要因がありますが、その中でも、人間関係の問題があると離職率は特に高くなる傾向にあります。

離職率が高いと、採用コストの増加、教育コストの増加につながってしまいます。

人間関係の問題は仕事中に改善できることが望ましいですが、日々の業務に追われる中、コミュニケーションを深めるような会話を行うことは特に新入社員にとってはハードルが高いと思います。

離職率を下げるためにできること

そんな中、日々の業務から離れることができ、業務以外の会話が行いやすくなる「社内レクリエーション」を取り入れている企業が増えています。

社内レクリエーションを行うメリット

企業のメリットは、優秀な従業員の定着率を上げられることはもちろん、体育館等の施設利用料を福利厚生費として計上できるので、多少の節税の効果も期待できます。

実例のご紹介

実は私も数々のレクリエーション企画を社内で行っています。私が社内レクリエーション企画しようと思ったきっかけは、仲の良い先輩社員とのお別れがあったからです。

BBQをしたこともあった先輩でしたが、会社外で会う機会が減り、気づいたときには会社を退職することになっていました。「少しでも会社外で話す時間があれば変わっていたかもしれない」と思い、社内レクリエーション企画しようと思い立ちました。

ランニング大会&スパ

私が実際に行った社内レクリエーションの写真です。

「信州スカイパークを一周走り、温泉に入る」という企画です。部署も年齢もバラバラな8名が集まり、共に走りました。一緒に汗を流すことで、仕事とは違う一面を見ることができましたし、それもあってか、いつも以上に会話が弾みました。

バレーボール大会

次に、もっと大人数で交流できる機会を作りたいと思い、バレーボール大会を企画しました。

休日ながら23名が集まりました。遠方から参加する先輩もいれば、場の盛り上げに協力的なメンバーもおり、楽しい時間を過ごすことができました。

反省点も多くありましたが、楽しく行うことができ良かったと思います。企画者として「様々な方とコミュニケーションをとることができて、楽しかった」と言われた際は胸に熱いものがこみ上げてきました。

実際にレクリエーションを行うまで「人が集まるだろうか」「体育館等の施設の予約が取れているだろうか」等の不安はありました。ただ、それ以上にレクリエーションを行ったことにより得られたものがありました。

レクリエーションをきっかけにもっと他の方ともつながることができれば、コミュニケーションをとる機会が増え、胸に秘めた思いや悩みを聞くことができると思いました。そうすれば、離職率低下につながるのではないかと思います。

会社としても専ら従業員のために行う運動会等の施設費は福利厚生費として計上ができます。みなさんの会社でも是非、レクリエーションを行ってみてはいかがでしょうか。


執筆担当
医療・福祉事業部 青栁 速季


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