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外径寸法公差±0.01のガラス管
ガラス管というと、蛍光灯やスポイトなどを連想するが、電子機器や医療機器では随分使っているそうだ。その中でも精密ガラス管といって寸法公差が非常に小さい物があって「高精密ガラス管」といわれる。どのくらいの精密さかというと、外径寸法でコンマ以下が当然の世界。熱変形が大きいガラスは冷めて行く時に収縮するから、熱い時と冷えた時では相当な寸法変化がある。寸法だけでなく、反りや曲がり、肉厚のバラツキも出る。
鯖寿司を半年冷凍保存
鯖寿司を冷凍保存して、6ケ月鮮度を維持できる技術が生まれた。
高鮮度維持技術と氷再結晶化抑制液を使った製法を、鯖や株式会社が実用化した。装置はすでに設置済で2016年1月から出荷。一番問題になったのは、すし飯が白蝋化することで、従来は2日が限度だった。
鯖のような傷みやすい魚を半年もたせるとは意外だが、大丈夫かなという心配がある。来年になったら一度チャレンジしてみたいものだ。それにしても、人類の
触覚を持った手術ロボ
東京工業大学精密工学研究所の只野耕太郎准教授、川嶋健嗣客員教授(東京医科歯科大学生体材料工学研究所・教授)らは、先端医療機器の開発・製造を行う「リバーフィールド株式会社」を設立した。
同社は、空気圧を用いて精密制御を実現する技術を基盤として研究開発した手術支援ロボットシステムなどを広く、早く市場に普及することを目指す。
具体的には、執刀医の頭部動作により直感的に内視鏡を操作できる内視鏡操作システム
核燃料1800万度C加熱
産業創生大学院大学の北川教授と大阪大有川講師らは、超高強度レーザー「LFEX」を使って、高速点火方式で融合燃料を約1800万度C加熱に成功した。
この方式での核融合反応時に生じる中性子の発生量は、従来の2000万~3000
万個から5億個に増えた。
今回の実験は装置の性能の半分しか使っていないので、16年度中には5000万度Cに到達できると予想している。
5000万度は核融合燃料点火の目安で、いよ
炭酸ガスだけを取り出す
北大電子科学研究所野呂真一郎准教授は、Mgなどの軽金属で多孔質結晶を作成することに成功。
MgやCaにビピリジンジオキシドという有機化合物を組み合わせて多孔質物質を合成した。
この物質の画期的な性能として、実験段階ではあるが、メタンと二酸化炭素の混合ガスを多孔質結晶に通すと、二酸化炭素を吸着してメタンだけが出てきた。CO2をほぼ100%吸着したことから、窒素と二酸化炭素の分離も可能と見ている。4-