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夏の思い出とMr.ビーン

小さい頃は毎年、お盆になると”酒田のおばぁちゃん家”へ帰省していました。
祖母の家は、山形県酒田市にあります。
山形県の北側で日本海側に位置する酒田市。鳥海山を望むことができ、すぐ近くには最上川もあります。海も山も川もあって、田んぼも広がる自然豊かな風景が大好きで、毎年夏に酒田へ行くのを楽しみにしていました。


そんな”酒田のおばぁちゃん家”での思い出は、Mr.ビーンを観ていたことです。


きっかけは、叔父さんがMr.ビーンを1本借りてきた事でした。
初めて観た時、息ができなくなるほど笑い転げて、こんなに面白いものがあるんだ!と衝撃が走りました。くるくると表情が変わり、予測不能の動きをするビーンに目が離せなくなったことを覚えています。
初めは叔父さんと私たち子供だけで観ていたのですが、従兄弟が加わり、父母が加わり、伯母さんも加わり、最後は祖母も加わり、気が付けば親戚一同でMr.ビーンにハマっていたのです!

1本観終わると、早く次のビーンが観たい!と次々にビーンを観る始末。
ご飯を食べたらMr.ビーン。お出かけして帰ってきたらMr.ビーン。お風呂から出たらMr.ビーン。
全員ハマっていたので誰も止めないビーン。止まらないビーン。
1日中観ていた日もあったけれど、毎日Mr.ビーンを観る時間をとても楽しみにしていました。

そんなMr.ビーンのお供に必ずあったのが、

だだちゃ豆

だだちゃ豆とは、山形県鶴岡地域在来の枝豆で茶豆の一種。
鶴岡市郊外の白山地区で誕生しただだちゃ豆は、わずか数軒の農家が江戸時代から代々その美味しさを守り続けてきました。
現在でも山形県鶴岡市でしか栽培されていない特産品です。

清川屋HPより抜粋

鶴岡市は酒田市の隣に位置しています。
”酒田のおばぁちゃん家”へ行くと、いつも大量のだだちゃ豆が茹でられていました。
豆腐にのせられていたり、お味噌汁に入っていたり、目玉焼きの上にのせられていたりと、様々なメニューにだだちゃ豆が登場していました。にも関わらず、ご飯を食べていない時間も必ず大量のだだちゃ豆が置いてあるのです。いつでも食べて良いですよ、という感じで常に手に届く机の上にいるのです。
1つ食べたら最後、止まりません!!美味しいのです!豆本来の甘さ、香りも段違いに良いです。


Mr.ビーンを観ながら、だだちゃ豆を食べ続ける。
ビーンが止まらない、私の夏の1コマです。

#夏の1コマ

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