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人生初めて精神科医のお世話になり、母親の私がラクになった
昨日人生で初めてメンタルクリニックに行き、精神科医の先生と話した。理由は小5の次男が1ヵ月前に「死ぬ」と言い始めて、まだ言っているから。冬休みに気持ちをラクに過ごしていたら復活すると思っていたが、そうならなかった。さらに、3日前の子どもの発言の中に、異常だと感じる部分があって、精神科医の先生に大丈夫か、どうしたらいいかを聞きたかったのだ。
結論は行ってよかった。何より今後の方針を一緒に確認できて私がラクになった。本記事は、同じようにご家族に「死ぬ」「死にたい」と言われている人や、そう思っている人に少しでも参考になればと思う。
精神科の診察
診察室に入って挨拶をしたあと、まず、受診対象の次男の家族構成を聞かれた。長男の不登校の影響を受けて、不安定になりながら今まで過ごしていることを伝えた。続けて、次男が不安定になってからの経緯を時系列に話した。
「とてもがんばって、キャパオーバーになったんですね。今は休んだらいいですね」と言われた。
ホッとした。キャパオーバーというのは、学校の先生や子どもが所属するソフトボールの関係者に、私が説明で使った言葉だ。本人の意思を確認しながら、必要なだけ休ませるという家庭の方針は間違えていなかったようだ。
次に、私が異常だと思った「死」にまつわる発言については、1回だけなら大丈夫だが、続くようなら児童精神科の専門病院を紹介していただくことになった。家族が自分で判断するのは不安、危険だと感じたら、メンタルクリニック(精神科)に本人ではなく家族が受診するという手があって救われた。
最後に、どこまで本人を休ませるかという問題がある。先生もおっしゃっていたが、人は何かのきっかけで急に学校や会社に行けなくなったり、何かのきっかけで戻ったりする。3学期は休んでもいいんじゃないかと、休む期間の目安もできてよかった。休む期間は今までの経緯を聞いたうえでの医者の判断なので、人によって異なる。
今後は、このままゆっくり休んで本人が復帰したいと思えるくらい、エネルギーが溜まっていけばいいが、そうならない場合は専門機関の力を借りる。学校と今までお世話になっている行政の教育相談室に現状を共有し、必要に応じて連携をとれるようにする、ということで合意して終わった。
精神科の受診費用
費用面では、今回の受診費用は11000円支払った。本人がいない場合は自費診療になる。本人(高校生以下の子ども)がいれば500円だったと思うと残念無念だが、今は外に出たがらないので、お金よりも本人の気持ちを大切にした。今回お世話になったメンタルクリニックは、自費診療なら30分まで5500円で60分まで11000円だ。
年齢に関係なく本人がいけば健康保険が適用されるので、心の不調がある場合は、医療機関を活用するといいと思う。人気があって新規受け入れをストップしているクリニックも確かにある。しかし、次男の異常な発言で急に怖くなり、3日前に大阪府のメンタルクリニックで児童精神科の対応ができる医院を探し、ウェブ予約をしておいたら、正月明けの病院が再開するタイミングで対応して頂けた。感謝している。
家庭外から力を借りる
長男の不登校が始まって以来、カウンセリングを受けるために行政の教育相談室や学校のスクールカウンセラーさん、長男は本人が外に出られるようになってから、大学の教育心理相談室にお世話になっている。今回は私が抱えきれないと思って、初めて医療機関の扉をたたいた。
改めて、家族で抱え込むことなく、周りの力を借りながら、子どもたちが最終的に自分で自分らしく自分の人生を歩んで行けるように、気長に穏やかに支えていきたいと思う。私たち親子を支えてくださっている皆さまに感謝の気持ちをこめて。
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