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『転職2.0』を読んでみて

G.W中の蔦屋書店で、手にとってみた本。
転職を考える機会はいくつかあったけれど、実はいまは一社目。
出向しているから実質二社目?かもしれないけれど、30歳を超えてこの業界で転職未経験というのは逆に珍しいのかもしれない。

今のチームでの業務もおそらくは、6月末まで。
役割も変わるので、キャリア形成を築く上でヒントになればいいかなと思い、ページを捲る。

本書の構成は、

・What:転職2.0とは何なのか
・Why:なぜ、その考え方が大事なのか
・How:それを実践するにはどのようにするのか

のような感じ。

構成に沿って要約してみると、以下のような感じでしょうか。

転職2.0とは、「自分の市場価値の最大化」を目指すための手段と捉える考え方のこと。
なぜ、その考え方が必要になるのかというと、環境の変化がある。
それは、①個の強化 ②労働寿命の長期化 ③終身雇用の崩壊などが挙げられる。
本書で挙げられている「転職2.0」を実現するためのアクションプランとしては、
キャリアを次のようにタグづけする(1)ポジション(2)スキル(3)業種(4)経験
そして、そのタグを発信しながら、狙いたいポジションを逆算し、ゆるくネットワークを築いていく

本書を読んでいて、アクションとして取り入れてみたいのが以下を書き出してみること。

・「自分がどういう仕事をしているときに楽しいと思えるのか」「どこにやりがいを感じているのか」
・「人から感謝された仕事」
・紹介されていた、「タグ」の整理

1つ目は単純に志向の話。いわゆる「好き」
2つ目は主に結果が出た実績の話。いわゆる「得意」
3つ目はそれを対外的にアピールするときの、自分ハッシュタグの話。

実は20代の頃、あまり上手くキャリアイメージが描けていなかった。
ディレクターがいいと思う時もあれば、プロジェクトマネージャーがいいかもという時もあれば、やっぱ響き的にプロデューサーか?とフラフラしていた気がする。
ここ2年くらいは結構シナリオにも関わっていたので、そっちの道もあるか…? 小説で原作つくるか…? などあちらこちらへ動いている感が凄い。

それは、やってないポジションは想像しづらいというのもあっただろうし、
なまじ、お願いされたことをやっていたら平均点は超えられたというのもったと思うが、一番は目標設定の仕方が「ヒットタイトルをつくる」のような「大きなカタマリの目標」で捉えてしまったこと。

自分ひとりでゲームをつくるのは不可能なので、外部要因もとても多い。
それでリリースしたタイトルが売れなかったときには大きく自信も喪失した。

「目指したいポジションが不明瞭」だったので、そのポジションに対して、自分は何がスキルとして不足していて、どう学んでいくのか?という小さなカタマリにしてみる、というのが欠如していたのだと思う。

そう考えると、今はだいぶマシになった気がしている。

ポジションについて、合わせて読みたいのが『苦しかったときの話をしようか』という本。
この本で挙げられている概念で『ブランド・エクイティ・ピラミッド』というものがある。
これは、「個人を誰に対して、どうマーケティング」していくか?という、自分という商品をどこの誰に売り込んでいくか?
というのが書かれており、こちらも参考になりました。

ちなみに、昨年の夏に書いてみたのが以下の表。

ブランドエクイティ・ピラミッド (2)

昨年の夏くらいからこれを意識していたので、いくつか実験的なアプローチを試みていました(対象のひとたちへの発信を増やすなど)

やはり、本に書いてあることはやってみてナンボ、というのを強く実感します。

では、また良さげな本があったらレポートしていきます。
それでは!

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なるぴー|ゲームディレクター
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