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競走馬のキャリアと人のキャリア
突然、ひらめいたので趣味と少し得意な分野で書いていみようと思う。
いきなり競走馬をぶっ込んでしまったけど、”競走馬”と”キャリア”について身近に感じてもらえたらいいなーという思いもあり投稿。
競走馬も人と同じようにそれぞれの”キャリア”を歩んでいく。
生まれた瞬間にすべてが決まっているわけじゃなくて、環境や適性、タイミングによって進む道が変わる。その過程を見ていくと、人のキャリアと重なる部分が多いと感じる。
1. 生まれてからデビュー前まで
競走馬は牧場で生まれ、育成牧場でのトレーニングを経て美浦、栗東それぞれのトレーニングセンター所属調教師の厩舎向かう。この時点で”走る才能がある”と注目される馬もいれば、じっくり成長するタイプの馬もいる。血統や育成環境で期待される道が変わるのも特徴だ。
人でも、幼いころから頭角を現す人もいれば、時間をかけて力をつける人もいる。才能と環境のバランス、どっちが大事なのか——これは競走馬にも人にも共通するテーマかもしれない。
2. デビュー戦と適性の見極め
競走馬は2歳や3歳でデビューする。デビュー戦でいきなり勝つ馬もいれば、大敗してなかなか結果を出せない馬もいる。”芝向き” ”ダート向き"みたいに、実際に走ってみないと分からない適性もある。試行錯誤しながら最適な道を探っていく。
私たちのキャリアも同じで、新卒で入った会社が合わず、”思っていたの(仕事)と違う”と感じることも多い。最初の選択が正解とは限らない。
でも、適性を見極めて方向転換することで、自分が本当に力を発揮できる場所を見つけられることもある。
3. 引退とキャリアの転機
競走馬の現役生活は長くても10年くらい。ケガや成績不振で早期引退する馬もいれば、ベテランになっても活躍し続ける馬もいる。引退後は種牡馬・繁殖牝馬になる馬もいれば、乗馬や誘導馬として第二のキャリアを歩む馬もいる。でも、中には行き場を失ってしまう馬もいるのが現実だ。
人間も同じで、転職や独立といったキャリアの転機がある。
競走馬は”人の手にゆだねられたところで役割を果たす。”
私たちは、”新しい環境で再スタートを切ることができる。”
4. 余生とセカンドキャリア
引退後の競走馬は、馬術競技やホースセラピーの馬として活躍したり、穏やかに余生を過ごしたりする。ただし、全ての馬が恵まれた環境に行けるわけじゃなく課題も多い。
私たちのキャリアでも、”セカンドキャリア”は大きなテーマだ。定年後の働き方や生きがいをどう見つけるかは、競走馬の余生のあり方にも通じるものがある。
競走馬のキャリアを振り返ってみると、私たちの人生と重なる部分が多い。特に”適性の見極め”や”キャリアの転機”は、私たちの仕事選びにも通じる。
今度(いつになるかな??)、この”競走馬のキャリア”と”人のキャリア”をもう少し深く比較しながら考えてみたい。
推し馬・オジュウチョウサンとキャリアの重なり
やっぱり書きたい。推し馬の話も最後に織り込んで!!
オジュウチョウサンを初めて見たのは、中山大障害だった。現役は”愛さずにはいられないシルバーコレクター”であったステイゴールドの血を引く彼は、過酷な障害レースをものともせず、まるでナリタブライアンのような頭を低くした姿勢で走る。その姿に心を奪われ虜になった。
障害レースでの連覇は難しい。それでも彼は勝ち続けた。同期の仲間が次々と引退していく中、孤高の王者として君臨し続けた。その姿に”あきらめない強さ” ”孤高の威厳”を感じた。
自分にはない強さ、したたかさに憧れた。
今、自分もキャリアの岐路に立っていて、一人で頑張らなきゃいけない現場で、自分のスキルをどう活かすか考えている。オジュウチョウサンのように、与えられたフィールドで全力を尽くしたい。(でももう、環境を変えることに決心したんだけども)
彼はすでに引退し、種牡馬として新たな道を歩んでいる。会いに行ったときの感動は忘れられない。これからも彼の余生を見守りながら、自分自身のキャリアも前に進めていきたいと思う。
競走馬のキャリアと人のキャリア。フィールドは違えど、どちらも試行錯誤の連続だ。でも、その中で自分なりの道を見つけていく。そんなことを考えながら、今日もキャリアのレースを走っていく。
なんか、かっこつけすぎ??(笑)