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大量に生産された、でも中古で二度と買えないフィルムカメラ/写ルンです 1600 Hi-Speed
写ルンです 1600 Hi-Speed
富士フイルムのサイトを確認したら、商品ラインナップが整理されていて、写ルンです 1600 Hi-Speedもいつの間にか消えていたようです。
「レンズ付きフィルム」つまり、使用期限のあるフィルムという性質上、製産が止まれば市場に並ぶことなく、整備されて中古カメラ店に並ぶこともなく、ひっそりと消えていきました。
写ルンです 1600 Hi-Speed
仕様を確認してみると、通常の写ルンですに比べ、少し被写界深度が深く、少しシャッタースピードが速いようです。
どう使い分ければいいかわからない微妙な商品ではあったようですね。
実はぼくも数回しか使ったことがないので、偉そうにいえる立場では全くないのだけれど、なにかフィルムについて書こうとして調べれば調べるほど、続けざまに寂しい気持ちになる。
写ルンです 1600 Hi-Speed
ぼくは半世紀ほど、生きてきました。
そしてフィルムに限らず、こんにちはよりも、さよならを言う回数が増えました。
写ルンです 1600 Hi-Speed
せめて、悔いを残さない表情で、胸を張って、さよならと言えるようになりたいですね。
あるいは、さよならを言う練習のために、ぼくたちはフィルムを使うのかもしれませんね。