ビジネスを上手く回す、"先回りの気遣い"
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、チームのモチベーションを上げる"先回りの気遣い"。
仕事は多くの場合、会社などのチームで動きます。だから、そのチームのモチベーションを高く保ちたい。
モチベーションを高めるためにはいくつも方法があると思いますが、今日は、他のメンバーを気遣うことで正の連鎖をチーム内に引き起こすという方法について、一緒に考えてみたいなと。
ビジネスは1人では完結しないことが多い
当たり前ですが、私達は毎日働いています。
つまり、ビジネスをしている。
野菜を売っているかもしれないし、骨盤矯正の施術をしているかもしれないし、YouTubeに動画を投稿しているかもしれない。
ビジネスの内容やスタイルは人それぞれですが、多くに共通していることは、1人で完結しないこと。
会社や店舗、組合、ユニットなど、チームで仕事をやっていることが多いのではないでしょうか。
一番わかりやすいのが会社ですよね。
部署が分かれていて、それぞれが受け持つ仕事をこなしていく。
ということは、誰か1人が頑張って成果を出すのではなく、チーム全体として成果を出す必要がある。
つまり、ビシネスは個人戦ではなくチーム戦だと思うんです。
チームとして勝利するために、個人がそれぞれの役割を全うする。それが大切。
加えて、それぞれの個人がやらされているのではなく、自分から主体的に前のめりになっている状態が理想。
社長に言われたから動くのではなくて、チームとして成果を出すために自分ができることを考えて、自ら行動を起こす。
これがビジネスで成果を出すためには必要不可欠。
そうです。当たり前のことです。
でも、実際にチームの全員がやる気満々で、会議を開けば意見がガンガン飛び交い、それぞれが自分の仕事に誇りを持って働いているっていうケースって少ないと思います。
そこで、少しでもメンバーのモチベーションを高く保ち、チームとして成果を出すためには、良いコミュニケーションが欠かせません。
で、チーム内でのコミュニケーションのひとつに、"先回りの気遣い"ってあるなーって最近思ったんです。
チームのモチベーションを高める"先回りの気遣い"
ビジネスするチームのモチベーションを高く保つには、良いコミュニケーションが欠かせないと思います。
例えば、仕事の頼み方。
自分ではできない仕事を他のメンバーに頼む時で、ちょっとした工夫で円滑に進むことがあります。
詳しくは過去に書いたnoteを御覧ください。
↓↓
今日一緒に考えたい、コミュニケーションは"先回りの気遣い"です。
仕事の依頼のように直接どう伝えるかではなく、間接的なコミュニケーション。
どういうことか
例えば、根回し。
イベントを新しく開催するとします。商店街の道路を歩行者天国にして、飲食ブースやワークショップブースをつくって、子供から大人まで楽しめる内容に。
そうした時に、地味に大事なのは地域の人への事前説明だったりします。
特にその地域のキーパーソンになる重鎮への根回しは欠かせません。
そんな根回しを誰かに頼まれる前にやっちゃう。
これが"先回りの気遣い"。
「イベントを成功させるには絶対必要だな。よし、俺が話を事前にしておこう」っていう思考ですね。
なんで、こんなわかりにくい例えば出したのか。
もちろん理由があります。
実際に今日、亀山がやってもらったからです。
「あの人には俺の方から伝えて置いたから大丈夫なので」ですって!
嬉しくてたまりませんでした。
チームとして成果を出すために、自分にできることを考えて自ら行動する。
まさに理想のチームです。
で、こういう"先回りの気遣い"っていくらでも発揮できると思うんです。
例えば、会議に参加しているメンバー全員が、内容を正しく理解できるように、難しい専門用語を使わないようにしたり、こまめに質問をして理解度を確認したり。
資料を見やすいように改行を入れたり、色を変えたり。
要は、チーム全員が気持ちよく仕事ができるために自分ができることをやってみるっていうこと。
"先回りの気遣い"は直接的なコミュニケーションではありませんが、間違いなく受け取った相手は気持ちよくなります。
そしてモチベーションがあがる。
この連鎖が"先回りの気遣い"の真骨頂だと思います。
負の連鎖じゃなくて、正の連鎖を
人はお世話になったら、お返しをしたくなる生き物らしいです。
つまり、施されたら施し返す。です。
この施しをビジネスの現場に持ち込んでみたいなと。
Aさんに気遣ってもらったBさんが、Cさんに気遣いを回す。さらにCさんがDさんに・・・
といった具合に、"先回りの気遣い"がどんどん連鎖していったらチームのモチベーション上がるんじゃね?と思ったんです。
つまり、正の連鎖を引き起こす。
「デフレスパイラル」のように、ビジネスの現場ではよく負の連鎖っていうワードを聞きますが、その逆ですね。
これが、いい雰囲気でチームを動かし、いい成果を出すためにはナイスなアイデアだと思ったわけです。
ただ、注意しないといけないのは見返りを求めてはいけないこと。
例えば、「Bさんのために気遣ったのに、Bさん全然感謝してくれないからムカつく」っていうのは無し。
"先回りの気遣い"の威力とかっこよさは、見返りを求めないところにあるんです。
だからこそ、やりすぎないことが大事。
自分のできる範囲で、ちょっとだけ他の人を気遣うというのがポイント。
ぜひ無理のない程度に、先回りでメンバーを気遣ってみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴