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その補助金は本当に必要?
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日は、補助金について。
コロナの影響で、事業者を支援する助成金や補助金が増えています。
平常時に比べて審査も緩いような話も聞きます。
亀山のところにも結構相談が寄せられます。
もちろん、事業を加速させるための素晴らしい相談をしてくださる方がほとんどです。
で、ふと思い出したんです。「過去に補助金をもらうことが目的になってた人もいたな」って。
補助金はあくまで事業を良くするための手段であって、目的ではありません。
そこを間違ってしまうと、せっかくのお金が無駄になってしまいます。
もし、あなたも補助金を活用しようと思っているのであれば、改めて補助金が必要な理由や、そもそもあなたの事業の方向性について考えてみてはいかがでしょうか。
コロナ対策の助成金や補助金が増えてる
ここ数ヶ月、助成金や補助金に関するお問い合わせをいただく機会が増えてきました。
コロナ対策でいろいろな支援があるようで、申込みをするための相談です。
もちろん、こういった支援は活用できるのであればするべきだと思います。
事業を続けていくために必要な経費や投資を補助してくれるわけなので。
上手く活用すれば、少額の負担でWebサイトが作れたり、会社のパンフレットが作れたり、設備投資ができたりします。
きっとNarashika(亀山の屋号です)としても、もっと助成金や補助金を活用できるんだと思います。
ただ、めんどくさがってしてないだけなんですが・・・
それはいいとして、サラリーマン時代からずーっとこの補助金に関して気になってることがあるんです。
それは、補助金を取ることが目的になっているケース。
つまり、手段が目的化しちゃってる例のパターン。
その補助金は本当にあなたに必要?
例えば、新商品開発費用にかかる経費の2/3を補助してくれるという補助金があるから商品開発をして、新しいパッケージをつくりたいという人に出会ったことがあります。
「元々つくりたい商品があったのですか?」と聴くと、「別にそういうわけじゃないんだけど、補助金がるから」とのこと。
個人的には結構ゾッとしたのですが、こういうことって意外とあるんだと思います。
「補助金があるならやってみようかな」っていうパターン。
で、元々商品をつくりたいという想いがあったわけじゃないし、補助金をもらうために限られた時間の中で間に合わせようとするから、"それっぽいもの"が出来上がる。
また、こういう場合に多いのがお客さんを無視してしまうこと。
例えば、形が悪くて一般に販売できない野菜を加工してドレッシングをつくる。
もちろん、素晴らしいドレッシングもたくさんあります。
ありますが、お客さんの立場に立っていないものも多い。
つまりは、「自分達が日頃廃棄している野菜が利益に変わったら嬉しい」っていう考えだけだと上手くいかない。
商品はつくって終わりじゃなくて、ちゃんとお客さんに喜んでもらわないといけません。
だとしたら、お客さんが本当に必要としているかを考えることは絶対的に必要。
いつ・どこで・だれに・いくらぐらいで買ってもらうのか、どのようなシーンで使ってもらえるかを考えるだけでも違います。
これはあくまでも一つの例でしかありませんが、結構やってしまってる方々を見てきました。
やりたいことがある→役立つ補助金を使う→事業が加速する
という流れだと思うんですよね。本来は。
やっぱり目的を見失っちゃだめ。
目的を見失っては本末転倒
あなたの会社が存在する理由はなんですか?
あなたがビジネスをする理由はなんですか?
だれを喜ばせたいですか?
きっと「働くとは?」っていうことを考え始めると、↑のようなことは避けては通れないと思うんです。
もちろん、働くということは生活費を稼ぐためという一面もありますが、自分を表現するための手段だと思います。
自分ができることや求められていることで、誰かを喜ばせて社会に貢献する。
つまりはそれが働く目的であり、ゴール。
で、時に補助金を取ることが目的になってしまうと、本来向かいたいゴールとは全然違う方向に進んでしまうこともあります。
やりたいことがやれてない、求められてないことをやっちゃう。
目的を見失ってしまうと、そういう危険があると思います。
くれぐれも、あなたの事業の目的を見失わずに上手に補助金を活用してください。
あなたが輝いて、社会にグルーヴが生まれることを願っています!
まとめ
・コロナ対策の助成金や補助金が増えている
・補助金を取ることが目的になっているケースが割と多い
・補助金はやりたいことを実現するための手段
・事業の目的(ゴール)を見失っちゃだめ
改めて、助成金や補助金自体を否定しているわけではありません。
国や自治体などが私達のビジネスを加速させるために、設けてくれた制度ですから。
だからこそ、上手に使いたいですよね。
あくまで補助金はビジネスを加速させる手段です。
本来目指している事業の方向を曲げてまで取りに行くものではありません。
補助金は、上手に使って低コスト、かつスピーディーにビジネスを進めましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴