美術の成績がずっと3だったけれど、アートに生きる
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、「自分の立ち位置」について。
山口周さんの「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」という本によると、経営は3つのタイプの人が混ざっていて、それぞれがバランスを取らないといけないらしいです。
そのひとつが「アート担当」。つまりは、お客さんやメンバーがワクワクするビジョンを掲げる人。
亀山はこの「アート担当」だなと気づきました。
つまりは、自分の立ち位置はこれで良いんだと。
美術は3しか取ったこと無い
小学校、中学校の亀山は結構成績が良かった方でした。
小学校2年から塾に通っていたこともあって、クラスの中では割と上位だったと記憶しています。
高校受験もほとんど勉強しませんでしたが、江南高校っていうそれなりの高校に入れました。
ただ、高校になって急にサボり気味になり、1発目のテストで赤点。
その後も赤点ギリギリの高校生活でした。
きっと恋愛が忙しかったのでしょう。
ですが、「大学には行け、もちろん国立で」と言われていたので、夏休みも冬休みも学校に立てこもり、勉強し続けてなんとか国立の新潟大学に入学できました。
こんな学生生活を振り返ると、自分を"やれば出来る子"だと思っています。
勉強をする目的がはっきりして、やる気が出ればそれなりに結果は出せる器用なやつだと。
ただ、どうしても正解が出せない教科がありました。
それが「美術」。
小学校から高校までで美術で3以外を取った記憶がありません。
勉強は器用にこなせても手先は不器用。絵力はほぼゼロです。
自慢ですが、中2のときの通知表で5が10個ありました。
が、やっぱり美術は3。
だから、「俺は一生芸術的な仕事はできないんだなー」って思っていました。
実際に今の仕事も、デザイナーのように手を動かして、何かを生み出すという仕事ではありません。
でも、ある本を読んで「アート担当でもいいんだ」と思えたんです。
経営は「アート」「サイエンス」「クラフト」の混ざり合い
知っている人からすれば今更ですが、山口周さんの「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」を読ませていただきました。
こちらです↓↓
この本では経営学者のミンツバーグの考えが載っていました。
経営というものは、「アート」と「サイエンス」と「クラフト」が混ざりあったもの。
「アート」は、組織の創造性を後押しし、社会の展望を直感し、ステークホルダーをワクワクさせるようなビジョンを生み出します。
「サイエンス」は、体系的な分析や評価を通じて、「アート」が生み出した予想やビジョンに、現実的な裏付けを与えます。
「クラフト」は、地に足のついた経験や知識を元に、「アート」が生み出したビションを現実化するための実行力を生み出していきます。
この3つの役割のバランスが組織が強いわけです。
ある種当たり前のようですが、実はこれが当たり前じゃない。
「サイエンス」はそろばんをはじく役割なので、経営判断を数値で測りたがるし、言語化したがります。
「それって儲かるんですか?」みたいな役割。
そうなると、急に「アート」は弱くなる。
だって「アート」は言語化できなかったり、数値で測れないものに対して、「なんか良いいじゃん!」っていう立場だから、明確な根拠を持ってない。
言い換えるなら、「アート」は好みを、「サイエンス」は正しさを主張してるイメージ。
で、日本の多くの企業に起こっているのは、正しさを振りかざす「サイエンス」が強くなっているケース。
正しいかもしれないけれど、お客さんや社員がワクワクしないことばかりやっちゃう。
あるあるですよね。
ここで話は亀山個人に戻ります。
亀山としては、ストレングス・ファインダーの結果的にも「未来志向」と「最上志向」があるので、よりワクワクして他の人とは違うものをやりたがる人間です。
ブランディングプロデューサーとして、クライアントに提供しているのはビジョンでありコンセプト。つまりはワクワクする未来を描くこと。
やってることは思いっきり「アート」の人間です。
ただ、美術は3だったし、デザイナーでもないしっていう言い訳で、「アート」という言葉を避けていた自分がいました。
でも、山口周さんの本で気づかせてもらいました。
「俺ってアートで良いんだ」。
亀山はアート担当として生きていく
せっかく山口周さんに気づかせてもらったので、これからは「アート担当」として胸を張って生きていくと決めました。
もちろん、ただただビジョンらしきものを口にすればいいだけではいけません。
そこには美意識が必要です。
つまりは、センス。
センスを養うためには、誰よりも知識を身につけること。
なぜなら、センスが良いということは、丁度いいラインを知っているということだから。
例えば、ファッションセンスが良いという人は、「これはダサい」とか「これは普通」とか「これはやりすぎ」とかっていう知識があって、丁度いいラインの服を選べるわけです。
だから、「アート担当」としてビジョンを示すにも、知識をおもくそ蓄えた上で、アウトプットしないといけない。
本を読む、旅をする、人に会うっていう基本のインプット量をもっと増やします!
今回ご紹介した山口周さんの本で亀山は明らかに変わりました。
1冊たった836円です。
インプットは大事、アウトプットも大事。
がんばるぞっと。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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