見出し画像

弱視のことをもっと知って欲しいの気持ちの裏側

第二回が放送された恋です!ヤンキー君と白杖ガール。
ドラマなのに視覚障害当事者だけではなく、支援者も含めて高評価と言うのは珍しいのではないだろうか?
例えば、医療ドラマを見て医者が共感するなんて事はほとんどないらしい。あんなことありえないかなというのがドラマの世界。現実逃避して違う世界を味わえるのだから、現実離れしたストーリーである事は当たり前。
ところが、このヤンキー君と白杖ガールは原作からして当事者目線で描かれているからなのか?ラブコメの要素もしっかり盛り込みつつも、当事者が好感を持てるような内容になっている。

さて、このドラマをきっかけに多くの弱視の人たちがもっと弱視のことを知って欲しい!と言うメッセージを発信している。
私は少しあまのじゃくなところがあるので
別に、弱視の認知度が上がらなくてもいいんだけど。
なんてことを思っていた。笑
でも、もし、どこにいても私、弱視なんです。と言えば伝わる社会があるとしたら、それはすごく楽。
いつの間にかすっかり慣れきってしまっていたけど、世の中の人に私、弱視なんでと言っても伝わらない。だから、
私目が見えないんで!と伝えるようにしている。昔、弱視になりたてホヤホヤの頃は、全く目が見えないわけではないので目が見えないと言うと大げさで嘘を言っているような気がするのでそんなふうに言ってはいけないのではないかと思っていた。だけど、全盲の人が私目が見えないので!と伝えるだけで簡単に周囲の人からサポートしてもらえる様子を見て、周囲の人にとって分かりやすい表現をすることの方が大切なのでは?と思うようになった。
だからいつしか私は弱視と言う私そのものの存在を伝えることを諦めていた。だから、すっかり忘れていた感情だけど、私弱視なんです!と言えば周囲の人に私が目の見えにくさのある人であるということが伝わる社会。そんな社会に期待して弱視の皆はこのドラマを通じて私たち弱視のことがみんなに知ってもらえたら嬉しいと思うのかな?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?