【1日30分読書】読書を「相性」で決めない、「合間」にしないと決めるまでの私の読書歴
私は読書が好きだ。小説もマンガもエッセイも大好きで結構読み込んできたと思う。(あくまで自分の中で)
ジャンルや作家にこだわらず読んでいた一番の時期はもしかしたら小学生の時図書館に通っていたころかもしれない。
マンガばかり読んでいた中学時代、読むのは推理小説ばかりでエッセイといえばさくらももこだった高校時代、大学に入ると音楽が拠り所になり読書量が減ると思いきや、授業の課題で「興味がない本」を大量に読まなくてはならないこともあった。
大学後半になってから美術館賞に目覚め、美術館に通うのと同時に美術に関する本を読み漁るようになった。小説類は読まなくなる。
社会人になると読書の量はぐんと減ったと思う。
私は20代のころ自己啓発やビジネス本に苦手意識があった。その頃海外の子供写真の表紙の自己啓発本が人気だったりタイトルがとても長い経済の勉強の本が本屋のいいところに鎮座していたけれどどうにも手に取ることが出来なかった。自分の部屋の本棚に自己啓発本があるなんて言語道断!と拒否していたことを思い出す。
今思えば「新しい自分の発見」や「触れてこなかった分野」への興味がほぼゼロだったのだ。話題の本をとりあえず読む、という行動すらなく日々の生活や仕事にマインドをすべて持っていかれ「読書のために時間を取る」という項目が自分のキャパから弾かれたのだった。
そして夫さんに出会い、同棲、結婚、出産、子育てとライフスタイルが目まぐるしく変わっても「合間」に読書はしていた。夫さんの蔵書を漁り、伊坂幸太郎も読むようになった。
そして次女の妊娠で産休に入る時、「この産休を無駄に過ごしてはいけない」と決意し私は初めて読書リストを作り始めたのだった。これが私の「読書をするための時間をつくる」ことの一歩だった。
約2年後の今、読書リストは続いている。未経験分野での仕事を開業したのでデザインに関する本やWeb制作の本、ビジネスに関する本がこの1年でぐん!と増えた。これらの本もきちんと読書リストに収まっている。
以前の私なら「参考書や、ビジネス本は読書にあたらないかも」と謎の基準でリストにさえ入れなかったかもしれない。でも今は読んだ本、雑誌、マンガすべてをリストに入れている。読んできたものが私自身をかたち作ってくれているとやっと自覚できたからである。仕事に関する本も自分を成長させるための大切な本であり、未分野や話題の本も時間をかけて検討し読んでみることもある。
そして今年から【1日30分読書】を習慣化させようと行動している。「合間」ではなく読書と向き合うためだ。自分の「相性」のいいものだけでなく自分の成長に繋がるかも?と思い読んでみようと思う。このマインドが大学の課題で読んだ時にあればあんなにつまらなかったことないのに、とちょっと悔やんでいる。
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