紅葉を知って、見にいこう|代々木公園でピクニックをした日
こんにちは!nappiです。
既に秋の暮れ(もはや冬)ですが、みなさんは紅葉を見に行きましたか?
一年に一度の僅かな期間しか見られないのだから、ゆっくり楽しまないなんてもったいない。
都内のピクニックスポットの王道、代々木公園のイチョウ並木の下でのんびり過ごしてきました。
そもそも、紅葉とは?
秋になると、なぜ木の葉は色を変えるのでしょうか?イチョウを例にちょっとだけお話しさせてください。(黄色と赤色で紅葉する仕組みが少し異なるので、ここでは赤への変化は割愛させていただきます。)
人間は生きるためのエネルギーを呼吸によって作り出していますが、植物は光を用いる光合成を行うことでエネルギーを作っています。
夏から秋になると日の長さが短くなり、気温が下がります。そうなると光合成があまりできなくなるため、木はなるべくエネルギーを使わないよう省エネモード(=葉を落とす)に変化。これが紅葉に関係してくるのです。
もともと葉には、緑の色素クロロフィルと黄の色素カロテノイドの両方が含まれています。(葉って緑にしか見えないのに黄色の色素が含まれているの、不思議。。)クロロフィルは光合成に必要な色素です。
葉を落とす準備を始めた木は、葉と枝の間に壁(離層)を作ります。離層ができると光合成が止まり、クロロフィルは不要となるため分解してしまいます。クロロフィルが消えるとカロテノイドが見えるようになり、葉が緑から黄に変化して見えます。これが紅葉(黄葉)です。
人は寒くなるとダウンを着たり暖かいお家に帰ったりして寒さを凌ぎ生きることできますが、植物はダウンを着ることもお家に帰ることもできません。紅葉は、寒い環境を生き抜くための生存戦略のひとつなのです。
ちなみに、紅葉が始まる条件は以下のとおり。
昼と夜の寒暖差が大きく、最低気温が8℃以下であること
日当たりが良いこと
適度に湿気があること
紅葉は、3つの条件が揃う秋ごろにしか見られないのです。
代々木公園でピクニック
前段が長くなりましたが、ピクニックの話に戻ります。
ランチ用のサンドウィッチとカフェラテををテイクアウトして、いざ代々木公園へ。
平日の昼間、しかも見頃のピークを過ぎているにも関わらず賑わっています。
おひとりでお散歩したり休んでいる人もたくさんいるので(もちろん私含め)、ソロ活好きのみなさんも安心してお過ごしください。
公園の中は、ぜひイヤホンを外してみて。葉を踏むサクサクとした音、鳥の囀り(囀りレベルでなく鳴いている)、風で揺れる葉の葉•••目に見える木々だけでなく、自然音も心を落ち着かせてくれますよ。
花より団子派の皆さんは、ピクニックフードをお忘れなく。外のひんやりした空気に触れ、植物のヒーリング効果を感じながら食べるごはんは最高に美味しい。暖かいラテやスープを持っていくのがオススメ。
代々木公園にはテーブルとイスの設置がありました!
レジャーシートを持って行ってストレッチしながら過ごすのもアリ。最近はシートやゴザの貸し出しをしている公園もありますね!
自然のエンターテインメントを楽しみに、たまにはカフェの代わりに公園に行ってみては。
*今回テイクアウトしたお店はこちら
CAMELBACK sandwich&espresso
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