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【日記】ヨガもピラティスも色々な派閥があるという事実を知っておいた方がいい
どの業界にも派閥はつきものです。
コンセプトが違う。
どこに重きを置くかが違う。
人に多様性があるように、ある程度集まれば派閥になります。
政治も競技団体も、武道も宗教も、料理だって医療だって派閥、流派があります。
一つしか答えがないというのも逆に言えば変なものです。
しかし、多くの方は「ヨガしてるんだ。」とか「最近ピラティス始めてさ。」と流派ではなく、総体としての名称であるヨガ、ピラティスを使っています。
でも本当はそれヨガという名前のヨガじゃないかものかもしれません。
ピラティスは新しいフィットネスなので、そこまで流派は多くありませんが、ヨガに関しては歴史が数千年と圧倒的な長さですから、流派はもう数え切れません。
ですから、総体としてのヨガやピラティスと、流派としてのコンセプトを理解しておくことは、指導者を選ぶときにも自分が実践するときにも重要です。
ヨガの概要
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ヨガは古典文献では「心を制御する方法である」とされています。
暴れ馬のように外の刺激に振り回される心を手綱を引いて収めなさいと。
それがヨガの目的です。
苦しみのメカニズムを理解してそれを消去し、本当の自分に気づいて満ち足りた状態で静寂になろうと修行する、その方法がヨガです。
ヒンズー教を背景として、神様に感謝し、宇宙の理を知ろうとする修行法です。
インドでは未だに出家して俗世間から隔絶された状況で生きている人達がいます。
彼らは祈り、歌い、そして修行しています。
その行為がヨガです。
フィットネスとしてのヨガは近代の運動不足とメンタルヘルスの問題に対して、古の修行法をアレンジして、身近に誰でも体験できるようにしたものが流行っています。
ピラティスの概要
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ピラティスは100年くらい前のジョゼフ・ピラティスという方が作ったエクササイズです。
身体・心・元気を高めて、人間の持っている本来の能力を引き出して、健康的な生活を営むためのフィットネスです。
背骨のしなやかさにフォーカスして、体幹の安定性や動きの効率性を主に自重を使って高めるところに他のフィットネスとの違いがあります。
イクイップメントという道具を使ったり、マットやフォームローラーなどの小物を使用してエクササイズを行うのが特徴です。
ヨガのように呼吸法や瞑想法、浄化法などの修行法ではなく、あくまでもフィットネスエクササイズですので、現代人には宗教性がない分取り掛かりやすいかもしれません。
また西洋文化の中で生まれているので、エクササイズの目的やどこに聞いているかなどのが解剖学的に解釈しやすいのも特徴です。
ヨガの流派
ヨガの流派には、その実践方法によってまず分けられます。
ラージャヨガ:総合的な一番バランスの取れた修行法。
ハタヨガ:身体を使って直感的に悟りを開く方法。
カルマヨガ:在家として社会に貢献をしながらの修行法。
ジュニャーナヨガ:古典文献などの学びを中心とした方法。
バクティヨガ:神への帰依をとにかく願う祈りの方法
この中で、日本にはハタヨガが入ってきています。
フィットネスと融合することによって、より身近に身体運動の要素を強調して広がっています。
この身体に重きを置いているか、それとも祈りや瞑想などの身体以外の本来のヨガの目的に近いかでハタヨガでも流派が異なります。
主要なハタヨガの流派はこちらです。
クンダリーニヨガ
クリアヨガ
シヴァナンダヨガ
アイアンガーヨガ
アシュタンガヴィンヤサヨガ
陰ヨガ
ヨガシナジー
ヴィクラムヨガ
ジヴァムクティヨガ
山ほどあります。
〇〇ヨガというのは、多くはその考案者の名前です。
ということは人の数ほどあるということです。
ですから、ご自分の通おうとしている教室の先生がどの流派なのかを知っておくことで、自分がやりたいこととあっているかを確認することができます。
それぞれコンセプトが違いますので、まずは体験をしてその感覚を味わってみるといいと思います。
一つの先生や教室だけでそれがヨガだと思わないことです。
ヨガの歴史はとっても長いので、その変遷の中で様々に変化しています。
本来は古典や伝統というものをまず押さえてから現代的な波及したものを体験するというのが理想的です。
あまりにも原型をとどめていないようなヨガもありますので、、、。
古典ということになりますと、カイヴァルヤダーマヨーガセンターで学ばれた方はそこを押さえている先生ですから、古典的な部分は安心できます。
ピラティスの流派
ピラティスは100年程度の歴史ですから、まだ創始者が亡くなってそこまで立っていません。
ヨガほどの流派の違いは少ないですが、それでも元がフィットネスですから、医学的なものではないため、ダンスやスポーツなどそれぞれの実践者によって解釈が異なり、重きを置くところは違います。
統一団体としてアメリカにはPMAという団体がありますので、そこに所属しているのはピラティスとして名乗っている主要な流派といえます。
メジャーな団体をピックアップしますと、、、。
PHIピラティス
Polestarピラティス
FTP
DMJ
Peakピラティス
BASI
STOTピラティス
それぞれ代表が理学療法士であったり、ダンサーであったりとコンセプトに違いがあります。
元々はフィットネスですから、どれも元気になるぞ!というのは同じです。
それぞれが道具を使うものもマットのエクササイズもカリキュラムとしてまとまっており、指導者を養成しています。
自分の先生や教室が、どの流派の流れなのかは確認しておくといいでしょう。
大きな違いは、医学的な視点が入っているか、フィットネスとして代謝アップなどの方に重きを置いているかだと思います。
それぞれの良さがありますから、ヨガと同じく色々と体験をして、自分の目的に合った流派を選ぶといいでしょう。
手前味噌
手前味噌ですが、僕はヨガを23年、ピラティスを20年ほど実践し指導もしています。
多くの流派も体験してきました。
その中で、理学療法士という医療的な視点から、それぞれを予防医学のところまで引き上げて自分で一つのコンテンツとしてまとめました。
予防医学が僕が一番世の中に常識として広めたいことなので、解剖学や運動学、生理学などの医学的なものと矛盾しない、安全で効果的な方法をまとめています。
色々なものを体験して欲しいのですが、と同時に僕個人としては、色々見てきた僕がまとめたのはそりゃいいですよと言いたいです。
自分の半生を捧げてきた業界ですから、それなりの自信もあります。
ということで、ヨガならアーサナアナトミカルアプローチ、ピラティスならファンクショナルローラーピラティスをお勧めします。
色々経験する中にぜひ入れていただきたいコンテンツです。
お見知り置きを!
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