「今ここ」とつながって整えて
不安が出てきたら
「あぁ、うまくいかなかったらどうしよう」
そんな考えから不安は始まります。
プレゼンでも試合や大会でも告白でも。
不安はご先祖様から受け継いだ自分を守るための警鐘アラーム機能なので出てくるのは自然なことなんです。
でも、ここにネガティブな思考をどんどん重ねていくと憂鬱や落ち込みなどメンタル不調につながる厄介なことになってしまうんですね。
よく重ねがちなネガティブな思考としては「判断」「評価」「想像」 「比較」「予想」などがあります。
「こんなことで不安になる自分はダメだ」
「うまくいかないに決まってる」
「同期の彼に比べて役に立ってないな」
「きっと失敗して笑われておしまいだ」
こうしてモヤモヤぐるぐるして自分を追い込んでしまいます。
頭の中の世界から「今」へ
そんな時、意識は「今この時」でなく頭の中でつくった未来モヤっとした世界にとんでいってます。
自分は今この時にいるのに、意識は頭の中の想像の未来または過去の世界にある、正に「心ここにあらず」状態でぐるぐるモヤモヤしてるわけですね。
だから作り出してしまった思考の罠からスルッと抜け出すには「今ここ」に意識を向けてみるといいんです。
「今ここ」は自分の内面と外側の双方にあります。
内面の「今ここ」とのつながるには、そもそもの不安に目を向けてみます。判断や比較を加える前の不安。
「あぁ、今度のプレゼンがうまくいくか不安だったんだな」
「試合に対する不安な気持ちが今あるんだな」
外側の「今ここ」とつながるには、今自分がいるところで見えるもの、聞こえる音、感じる匂いなど感覚に意識を向けてみます。
「カーテンが風で揺れてるな」
「時計の針の音が聞こえる」
「弱いけど観葉植物の香りがする」
「足の裏は床に触れてるな」
深呼吸と合わせて「今ここ」に意識を向けることで気持ちはだんだん落ち着いてきます。
心を整えて行動
ポイントはネガティブな思考をなくそう消そうとしてやらないこと。
これがとても大事です。
思考をコントロールしようとすればするほど思考の罠にとらわれてしまい苦しさは強くなってしまいます。
思考をおさえてやろう、コントロールしようとせずに「今この時」「今ここ」とつながる意識で。
気持ちが少し落ち着いたら目の前のできること、行動に集中して取り組んでみます。
不安はそこにあってもいいんです。
そこにあっても行動できます。
そっとしておいて自分らしく行動していきましょう。
「今ここ」大切に☘️