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駆逐されゆく社会 by GAFA
Ciao a tutti! みなさんこんにちは!
Naonardo です!
Googleマップに新機能登場!
これは便利!
#Googleマップ の経路案内に、車両の乗車位置とプラットフォーム番号、出入口情報、進行方向の案内表示が追加されました🚇これで乗換もスムーズに✨まずは東京から、詳細をご確認いただけます❗️ぜひご活用ください👍 pic.twitter.com/RyjyFnnCsu
— Google Japan (@googlejapan) June 27, 2019
車両の乗車位置とプラットフォーム番号、出入口情報、進行方向の案内表示もできるようになるなんて、なんて便利なんだ!
世の中はどんどん便利になっていきます。
しかし、ここでふと考えた。
「乗換案内」は生きていけるのだろうか?
これは、「乗換案内」の検索結果。
乗換案内は、通常使う分には無料で使える。
お世話になってる方も多いと思います。
私も大変お世話になっています。(ジョルダンさんありがとう!)
そしてやはり、乗車位置なども知りたい時がある。
それで、○にPのマークとそれに続く、「乗車位置・階段に近い号車」をタップする。
そう!
なぜこんなに便利な乗換案内アプリが、無料で提供できているかというと、追加の便利な機能は有料だからだ。
(もちろん他にも広告などいろいろな方法でマネタイズされていることと思います)
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ちょっと言葉が古いですが、このようなビジネスモデルをフリーミアムモデルという。
インターネットのサービスでは多くがこのビジネスモデルだ。
GoogleやFacebookもその類にもれない。
フリーミアムという言葉は、
今では当たり前すぎで、聞くことさえ殆どないぐらいに当たり前だ。
Googleマップが無料で、どんどん便利になっていくのはもちろん大歓迎だ。
海外一人旅で、どれだけGoogleマップに助けられたことか。
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しかし、乗換案内の有料版など、
専業他社の既存アプリがどんどん侵食されていってしまっている。
ジョルダンはもはや、悠長に自社サイトにGoogleの広告を載せている場合ではないのでは?
新たなマネタイズの方法を模索すべき時だ。
(いえ、もしかすると、Googleの新機能はジョルダン提供??? ジョルダンとGoogleの提携を検索してみましたが、見つけることはできませんでしたので分かりません)
ジョルダンも危機感をいだいて、いろいろと手は打っているようだ。
既存のアプリやサービスだけでなく、企業もどんどん淘汰されていっている。
小売業もAmazonに駆逐されていっている。
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資本主義の世の中ですから、他社との競争は当たり前です。
興る者もあれば、敗れる者もいるのが世の常です。
強い者が勝つのは、源平より以前からだ。
だが、もはや他企業が太刀打ちできないほどGAFAは巨大なのです。
Google,Apple,Facebook,Amazonの頭文字を取って、GAFA(ガーファ)と呼ぶ。
GoogleやFacebookがこんなにもたくさんの便利なアプリやサービスを無償で提供できているのはなぜか?
こんなにも巨大になれているのはなぜか?
それは、広告料と、私たちの大量の個人情報を掻き集めてさらに効果的な広告を打っているからだ。
彼らは個人情報を掻き集め、それを活用するプラットフォーマーとも言われる。
プラットフォーム=基盤。生活基盤を成すまでに成長しているからだ。
しかも、ずさんな個人情報の取扱いでFacebookから約8,700万人の個人情報が流出し、CEOのマーク・ザッカーバーグが公聴会に呼ばれたのも記憶に新しい。
それで、日本よりも資本主義、自由の国のイメージが強い本国アメリカでも懸念の声が上がっているぐらいだ。
インターネットを通じて送受信される情報量全体の7割以上がグーグルとフェイスブックの影響下にあり、米国のネット通販市場の約半数をアマゾンが占めている。
ウォーレンは、このような現状をふまえて「大手IT企業は、私たちの経済、社会、民主主義に過大な力を持っている。競争を妨げ、私たちの個人情報を使って利益を得、市場をゆがめており、これによって中小企業を害し、イノベーションを阻害している」と主張。そして、「私の政権では、IT業界の競争を促進するべく、グーグル、アマゾン、フェイスブックの解体を含め、大幅な構造改革を断行する」と宣言している。
(上記Newsweekより引用)
インターネットの情報量のなんと7割がGoogleとFacebookの影響下にあるのです。
あまりにも膨張したプラットフォーマーのせいで、競争が妨げられ、市場が歪められ、中小企業が害され、イノベーションが阻害されているのだ。
現に、シリコンバレーのスタートアップ企業の多くが思い描くゴールは、起業して新しいサービスを展開したら、如何にしてGAFAに売り込むか。
GoogleやFacebookなどの巨大プラットフォーマーの目に止まって、買収してもらうことになっています。
Facebookの共同創業者クリス・ヒューズ氏でさえ、「抑制のない権力を持ち、どの政府機関よりも大きくなった」として、Facebookの解体を提言している。
Googleも、検索結果でGoogle Shoppingへの誘導を優先的に行っていたことを認めて、是正した過去がある。
ヨーロッパでは、改善後も欧州委員会が調査を続けているが、競合他社はもう身がもたないと訴えている。
「公開書簡の提出は、欧州委員会の対応を少しでも早くするためのものだ。もう1年以上になる。比較ショッピングサービスの市場はまだあるが、もはや崩壊寸前で迅速な介入が必要だ。あるいは、保護すべき競争はもう残されていない可能性もある」。
―価格比較サイト Foundem CEO シバウン・ラフ
自分たちに都合の良いように誘導し、自分たちに都合の悪い広告は削除する。そんなことが可能な社会がやって来ている。
そしてそれは可能なだけではない、現実のものになっている。
先ほどのNewsweekの記事に出てきたウォーレン議員の広告をFacebookが実際に削除したことを認めて釈明し、再掲載を約束しました。(理由はFacebookのロゴを広告内に使用してはいけないという規約に違反したということだそうですが)
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情報を握っているところにはますます情報が集まり、寡占が過大に進み、他の企業が抗うことすらできなくなる社会。
今回のGoogleマップの便利機能をとおして、そのようなことを思った。
私たちが日頃使っている、日常生活に欠かせないスマホやサービス。
かく言う私も、新しもの好きなアーリーアダプターで、スマートスピーカーに囲まれ、個人情報を担保に便利な世の中の恩恵にあずかっている一員なのだ。
しかし便利な半面、自分の個人情報がどのように使われているか、改めて確認する良い機会だと感じた。
みなさんも、ご自分のプライバシー診断をしてみられるのもいいかもです。
それではまた! A dopo ciao ciao!
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