【予定は未定の未来=流れにのる】
年中行事は嫌いじゃない。
むしろ、毎月何かとやりたいほうだ。
だが、年賀状はどこか義務になっていた。
あきらかに送らなくてもいい人に送っている。
年に一度のご挨拶とはいえ、相手も同じ事を考えているのかなと思ってしまう。
ここ数年、自分の中でくすぶっていた
〈年賀状終い〉
毎年何人かが年賀状に記されていた。
新年早々に少し寂しい気分になる。
年賀状終いのタイミングはどうしたらいいのか?
それは突然訪れた。
社長との話の中で、年賀状の話題になった。
全て奥様が手配されていた年賀状は、「今年からご自分でお願いします」と、社長へ差し戻されたそうだ。
大手や中小に関わらず企業さんも年賀状終いの連絡をいただいている話から、自分もそれができれば楽なのにとボヤいていた。
「一枚協力しますよ!
今の話しで私との契約成立はどうですか?」
流暢に本音が出た。
そして、成立した。
社長に年賀状を出さないと決まった時点で、会社の人へ、年賀状を全てLINEのご挨拶へ切り替える連絡をした。
友人はいささか迷ったが、このタイミングに乗って一斉に伝えた。
繋がりたい人にはLINEのQRを送った。
妹はまだ年賀状を続けるらしい。
私にも送ってくれるそうだ。
年賀状終いとはいえ、いただいた年賀状には
今年もよろしくと伝えるつもりだ。
予定ではこの週末に年賀状作成、投函だった。
未来が変わるのは一瞬。
波に乗るか、乗らないかは自分が決められる。