
【ベートーヴェン誕生地での体験 / 音楽と旅】ドイツ🇩🇪ボン・その1
ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪
昨年末のこととなりますが、ドイツでの演奏と旅LOGの続きを綴っていきます🎹✈︎
今回は、その旅路からベートーヴェン生誕地ボンについて、そしてベートーヴェン生家での体験談を一部掲載します。
▪️ベートーヴェンとは?
クラシック音楽の発祥地ドイツで、音楽歴史に名を刻んだ三大Bの一人でもあるベートーヴェン。
誰もが知る有名なエピソードとしては、難聴という困難と戦い続けながら作曲を続けた勝利の人ということではないでしょうか。

@Naomiy
偉大と称される作曲家が、生前は有名でなかったことが多い中、ベートーヴェンは想像を絶する障害の中で曲を書き続けたことで、注目されるようになったとも言われています。
今回の旅では、その困難が壮絶なものであり、人間としてのベートーヴェンの葛藤と勝利をより身近に感じれた体験となりました。
Noteでは、私自身の経験も交えて、記していけたらと思います。
▪️ベートーヴェンが生まれた街・ドイツ / ボン
日本(羽田空港)からの直行便があるドイツ・フランクフルト空港から、ICE(インターシティ エクスプレス (InterCity Express))高速鉄道で約2時間弱で、乗り換え無しで到着します。(2024年6月現在の情報)

飛行機の中で撮りました✈︎(2023年12月)
@Naomiy

@Naomiy

ボン中央駅までの直行便に乗車しました。
最近、ドイツではストライキが多いそうですが・・
この日は、運よく時間通りに直行便に乗れました。。
さて、ベートーヴェンが生まれた街は、ドイツのボン、ドイツ東西分裂時代の旧西側首都でもあります。
2020年には、ベートーヴェン生誕250周年記念を迎え、様々な催し物が予定されました。

2020年に生誕250周年を迎えたベートーヴェンを記念する壁画の前で
@Naomiy
ただ、コロナ禍真っ只中と重なったことから、延期開催となってしまいましたたが。。
街の玄関口でもあるボン中央駅では、ベートーヴェンが看板になっています!(2023年12月時点)

@Naomiy
左下に見える青い看板を拡大して見ると・・

@Naomiy
『国連加盟都市、そして、ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕地へようこそ』と記載されています。

@Naomiy
英語でも同じ内容が記載されています。

@Naomiy
駅構内には、世界中でお馴染みのマック!
そして、マック店内でも、ベートーヴェンが鎮座しておられました😳

ベートーヴェンを敬愛する者にとっては、
思わず嬉しくなります😄
街内は、当時の雰囲気を残そうという試みからか、ドイツの他の都市に比べ、あえてこじんまりとした規模のまま発展したような印象を受けました。


その雰囲気が、ベートーヴェンの音楽に寄り添っているようで、個人的には心地良くも感じられました。
ベートーヴェン生家までは、ボン中央駅から、徒歩10分内で行ける距離です👣
街並みをしっかり楽しみながら、徒歩で行けるのは有り難いです(^^)
▪️ベートーヴェンの生家
〜難聴とベートーヴェン〜約束〜
ベートーヴェンが生まれたとされる生家は、博物館にもなっており、ベートーヴェンの所持品やスケッチも閲覧できます。


他にも、様々なベートートーヴェンが飾られています。
@Naomiy
ここでは、館内の一部を掲載して参りたいと思います。

@Naomiy

@Naomiy
なかでも、心を引き裂かれるような衝撃を受けたのはこちら。

ベートーヴェンが使用した補聴器です。
水汲みの杓子のようにも見えますね。。
規模感が伝わるよう、私自身の手を添えて撮影してみました。

肢の部分は、成人の腕の長さ程あります。
音楽家でありながら、これほどまでに大きな補聴器を手に持たなければ、会話も出来なかったのかと想像すると、言葉を失いました。
ベートーヴェン自身が残した遺書が思い浮かびます。
「自分の生命を絶つまでほんの少しの所であった。-
私を引き留めたのはただ“芸術”だけであった。」
"es fehlte wenig, und ich endigte selbst mein
Leben ‒ nur sie die Kunst, sie hielt mich zurück,”
- Beethoven, Heiligenstädter Testament
音楽家として、難聴を明かさなければならないことは、自らの死を表明するほどの辛さだと思います。
そのような時でさえ『芸術』に引き留められたベートーヴェンの芸術家としての精神性にただ感服です。。

どのような思いで亡くなったのでしょうか。。
死の床に臥す跡からも、生前の意志の強さを感じます。

他にも、たくさんの貴重な展示があり、コンテンポラリーな一室もありました。

クラシックとコンテンポラリー形式を同館内で展示する方法に
思わずドイツを感じます。
未だ、行かれたことがなくご興味あられる方は、可能な限りご自身で観閲体験されることをお勧めします!
次回の投稿記事は、
【ベートーヴェン誕生地での体験 / 音楽と旅】ドイツ🇩🇪ボン・その2
『私とベートーヴェンハウスとの出会い〜演奏に招かれるまで』
を予定しています。
ここまでお読みいただきまして、有難うございました!
次回の『音楽と旅』リサイタルシリーズ出演予定は、こちらです🎹


ピアニスト 吉村直美
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