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サツマイモと大黒柱と大国主と

私は夢中になると食事が抜ける
中途半端な時間に お腹が空いて
先ほど蒸したサツマイモを温め直した。

信心深い友人に 
食事は毎回箸を置き30回噛むこと 
ご先祖様に感謝すること その意味もとくと説かれたことがある。

なのに私はサツマイモをかじりながら
狭い茶の間を行ったり来たり考えるヒグマになっている
これはアウトだ

この動線に大黒柱があって 
その柱に神社のお札を貼っている
ここもアウト。

ただアウトには理由がある
頭の整理には 歩いた方がスッキリするし
神棚がないのに初詣でお札(おふだ)買っちゃったから 家で大切な大黒柱に両面テープで貼った。

大黒柱で思い出した神様がいる。
大国主の命(オオクニヌシノミコト)だ。
あの一件に比べれば
神様がお札のひとつで怒るとは思えない
しゃあないな と言っていただく

古事記に書かれている神々の仕業は
私たちの物差しじゃない点が多々ある

オオクニヌシは邪悪な兄さん達に2回殺されている。
その都度、母が上に懇願して生き返らせた。

さらに オオクニヌシが統治していたこの国を 天界の主 アマテラスは
こちらによこしなさい という

オオクニヌシはスサノオの6代目に当たる
スサノオはヤマタノオロチ退治の後に根の国(黄泉に近い)にいたが 
オオクニヌシに娘を嫁がせ 
ムコさんに現実世界を任せていた

アマテラスには 
弟の系統が国を統治しているのが気に食わない
横取り……
天の主が言うことは それが正道となる

オオクニヌシも簡単に手渡したわけではない
ずっと懐柔策をとっていたが再三の申し出に 
遂に子孫が戦いを挑むも 負けて諏訪に逃げる

結局 アマテラスに国を譲り 
自分を出雲の大社殿で祀るように条件を出す
これが出雲大社だ
(今より凄まじく高く大きい社殿だった)
そしてオオクニヌシは根の国へ身を引く

これでアマテラスと国土がつながり、
天界の子孫が国土に降り 天皇へとつながる。
天孫降臨 とかっこよく言われているけど
これは略奪に似ている。

オオクニヌシは神を知る人から人気がある
最弱の神で気が優しく 最強の荒神に見込まれ
国の頂点に着いたが 天の理屈を受け入れ、
和を選び、陰に行く。
このドラマ性にあるのではと思うわけで。

ジョブスのアイデア出しはコーヒー片手に歩きながらやっていたと聞くし
先祖に感謝し30回モグモグ噛んでも 
心が不満不安に満ちていては 自分にも先祖さんにも健康的とは言えない

うろついて芋をかじり 神札を大黒柱に貼っていても 笑ってオッケーを出せる毎日であれば健やかになる事もある。。。
これ 大国主と関係あるかな。。こじつけだ

とにかく、決め事は自分にとって本当の意味で 
心が軽く明るくなるモノを選ぶのを私の物差しにしよう

ここまでお読み頂きありがとうございます。
よろしければ ご参考にどうぞ。
大国主はまた別で取り上げる予定です



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